いじめはなぜ起きるのか

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いじめはなぜ起きるのでしょうか。

実はいじめというのは人間だけにある行動ではなく他の動物、イルカのような知能の高い動物から、虫や魚まで群れを作る生物ではよくある行動のようです。

魚どうしが共食いしたり単純に飢えているという状況で起こることもありますが、餌を存分に与えられていたり、合理的に傷つけあう理由がない場合も起こるようです。

そもそもいじめをするメリットとはなんでしょうか。

いじめをするメリットとは(私が想像するものですが)まず、自分たちに逆らってこないような存在を全員で攻撃することで集団凝集性を高める効果があるんだと思います。

集団の一体感がなくなれば、集団は崩壊するのみですから集団を維持するために弱い存在を攻撃することで集団を存続させているというわけです。

攻撃対象をより弱いものにすることでその集団のリーダーに向かないようにするという狙いもあるでしょう。

他にはフラストレーションの発散というのものがあると思います。

世界というのは理不尽ですから大体、天変地異で経済的に崩壊したり家庭生活がだめになったり、あるいは我慢させられたりという原因を他人に求めることができない不幸の連続です。

自分の不幸の原因は他人のせいであるという状況を作り出せれば攻撃する正当化ができます。

このように集団にとってメリットのある行動で、遺伝子レベルで組み込まれている行動であるといえますが、いずれにしてももう私達はこれをやめたいと思っているわけです。

子供の場合は自立していないという問題があるため、様々な具体的な問題解決の方法を提起していかなければいけないと思います。(この辺は多すぎるので別の機会に...)

大人でまだいじめをやっているという人がいるなら、個人的な生活の不幸の原因についてもう少し素直に自分と向き合う必要があるというだけでしょう。






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