1番ほしかったもの、幼い頃叶わなかった愛情の行方

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あなたが1番ほしいものは何ですか?
愛情?自由?幸せ?....
この答えは、幼い頃に、本当にほしいのに、幼いながらに諦めて、我慢してきたのかもしれません。
人は、1番ほしいものが手に入らないと分かってしまうと、諦めてしまったり、代用品で満足させたりしようとしてしまいます。
例えば幼い頃、親に愛されたかったのに愛されなかったり、
本当はお母さんと一緒にいたかったのに、一緒にいられなかったり。
「私は寂しい」
って、言えなくて、嫌われたくなくて、いい子でいたくて、褒められたくて。
ぐっと我慢をする。
逆に、悪いことをしたらお母さんがお仕事中でも帰ってきてくれるから、相手をしてくれるから、学校などで問題行動を起こす。
そして、相手はしてくれるけど、どんどん親から疎まれるようになる。
愛されたいのに、どうやって愛されたらいいのか分からない。
大人になって、恋愛をすると、こういった心の闇を抱えてる方たちが陥りやすいことは、
本当は、愛てくれる人と一緒になりたいのに、
無意識に、自分のことを大切にしてくれない人を選んでしまう。
または、彼女のいる男性など、最初から叶わぬ恋向かってしまう。
自分でデート代も何もかも、進んでお金を払ってしまう。
もしくは、お相手の愛情をいつも確かめてしまう。ちょっと思い通りにいかなかっただけで、もう別れなきゃいけないと、
相手に壊される前に自分で壊さないといけないと、戻れないところまでぐちゃぐちゃに壊してしまう。
そしていつも傷ついて、なんであんなことしたんだろうって。
本当はずっと一緒にいたかっただけなのに。って。
彼は私のこと好きでいてくれたのにって、後悔する。
怖いんです。
また、相手の都合で暗闇に放り出されることが。
それなら自分からぐじゃぐしゃにしてしまえばいい。
だけど、あとで思えば、あの時自分があんな行動をしなければ、関係は壊れなかったわけで。
相手の気持ちが冷めたのならどうしようもないけど、自分のせいだと思うと、とても後悔して、どうにかできないものかと今度はお相手にしがみついたり。
復縁の相談をしてきてくださったり。
それに、根深いところで、
私は一番ほしいものを得ちゃいけないって
そんな思い込みがある方もいらっしゃいます。
幸せになっちゃいけないって。
なぜなら、幸せになって、いつか失うことが怖いから。
幸せがほしいのに、幸せという言葉が遠すぎて、拒絶感を感じてしまう。
だから、付き合っている彼がいても、ちょっとしたことですぐに別れようと言ってしまう。何度も言ってしまう。それで、別れたくないって言ってくれる度に安心する。
これは、心の深い深いところにある傷が癒されてなくて、無意識に自分を守ろうとしているのです。

実は、こういった女性のことで、電話相談をして来られるのは、男性の方が多いです。
正直、これは女性自身が変わるしか方法はありません。
女性自身が自分で心の傷を癒していかないと、1度は上手くいったとしても、また同じことの繰り返しになります。
男性が、唯一してあげられることといえば、
問題解決しようとしないこと。
1度話し合いしたからって全て解決したと思い込まないこと。
毎日愛してるという言葉と、大丈夫?あなたを心配しているよ。っていう気遣いを変わらず見せてあげ続けること。
女性が感情的になって壊れても、自分はずっと側にいると、何度でも伝え続けること。
そして、彼女のやりたい、ほしい、〜したいの意思を尊重してあげること。
決して軽く捉えず、褒めてあげること。

もし彼女が、彼に言ってもムダだと思ってしまったら、そこからはもう彼女の本心を引き出すことはできません。
心閉ざしてしまいます。
話すことを諦めてしまいます。
自分がどんなであっても、ありのままを受け入れてくれる人がいることを気付くことで、彼女は親の呪縛から離れて、好きな人が愛する自分のことを好きになる可能性もあります。
ただ、それはあくまで他力本願な処置にしかすぎません。男性が心身共に調子がいい時はいいけど、いつも穏やかなわけではありません。機嫌が悪い時、構ってあげる余裕がない時に、結局共倒れてしまうこともあるのです。

1番は、女性本人が、自分に自信と愛情と信頼をもつことが大事なのですね。
それには、過去の自分を許し、慈しんであげる必要があります。
しかしそれには、時間がかかります。
そして、本人は苦しいから、変わりたいと願うけど、この事実に気付いてない方がほとんどです。

私が、小学校教員をしていた時、同僚の先生の娘さんが、お母さんは先生で忙しかったから、(今は違いますけど、その時代はまだ、学校の先生は、自分の子供の入学式も卒業式も運動会も参観日よりも、自分のクラスの子どもたちを優先しなければならなかったのですね。)
だから、お母さんはお仕事がんばってるから、子供なのに大人になったつもりでずっと我慢してきたけど、20歳すぎて、大学卒業して、その時の寂しさが溢れ出ちゃって、お母さんから離れられなくなってしまいました。
先生は、授業中もいつも携帯を持っていて、(管理職やクラスの子供たちにも理解してもらった上で)
娘から寂しいって電話がかかってくる度に電話に出てあげてて、ダメだったら早退して駆け付けてあげてました。

彼女はお母さんを精一杯求めて、幼い頃の寂しかった自分の悲しみを埋めてあげようと思ったけど、大抵の成人の方は、恋人や配偶者、異性にそれを求めてしまいます。
これもね、心の中にあるマトリョーシカの箱を、1枚1枚丁寧にはがしていって、簡単には触れることのできない1番奥の箱に触れ、
もう大丈夫だからね。って、優しい気持ちで包んであげる必要があるのです
そんなお手伝いができたらいいなと思います。
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