大きな傘がいる

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こんにちは皆様。
人の気持ちって直ぐに変化する、変化するから良いとも考えられなくもないけど、変化が争いの方向に行ってしまうと、問題が大きくなってしまう。

我が家では姉妹の喧嘩は続行中で1月中に引っ越してゆく長女との仲は戻りそうに無いようです。

子供を育てる時に気を付けたのは、自分だけが損をしていると考えない様にだった。

人間なんて何処まで言ったって他人の方が良く見えるに決まっていて、兄弟姉妹でもそれは有ると思っている。

実際私が結婚する時、20歳で短大を出たてだったので、親に所帯道具は買わなくていい、それが無ければいけない人とは結婚しないと言ったら、「○○さんが中に入ってくれとるんやから、そんな訳にはいかんわ。」と言った。

紹介してくださった人への見栄でするのは親の問題なのでほって置いたら、弟がその道具を見てこう言い放った。

「姉ちゃんのして貰ったこと覚えとくでな、俺の時にもやって貰わんといかんで。」

4歳下の弟である、私に言わせれば彼の方が随分自由で恵まれていたのだが、そこはそう言うモノでは無いらしい。

我が子でも長男が不満を訴えた時期がある。

「下二人には甘い、俺には厳しい。」これは下の時には仕事をしていて、保育園に預けていて相手をしてやらなかった所為かもしれない。

経済的には良くなった代わりに、時間や精神の制約が大きくなっていたのだ、長男には「当たり前やん、環境も時間も子供の性格も違うのに同じのわけあらへん。」と説き伏せた。

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兄弟姉妹は人間の最初に作るコミュニティですが、そこに選択の自由はありません。

自由が無いからこそ余計に苛立つものかも知れない、親が死ぬと争いが起きるのも別に当たり前なのかも知れない。

雨が降ると傘をさす、天からの恵みも人にとっては冷たくて風邪の原因になるから。

親は雨に打たれない様に大きい傘を差てやっているつもりでも、濡れた記憶があると傘なんか無かったと思いがち。

親としては出来るだけ大きな傘を用意したつもりでも、足りないのだなーと今頃反省しきりです。

暮らしは1人でも、姉妹と一緒でも、繋がりからは逃げられないから、笑っていられるのが良いなと思うのは、親の自己満足なのでしょうね。

いつも、有難う御座います。



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