「コロナ別居」や「普通の別居」からの夫婦関係修復。

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別居は始まった時点で相談を!

別居が長くなればなるほど修復は難しくなります。

今月になっ立てて続けに「別居をしたけれど、コロナを理由に子どもに会わせてくれないし、修復への話が進まない」というような「コロナが理由の別居や離婚」の相談をいただきました。

私のところに「別居からの修復」で相談に見える方は、短かければ別居期間が1ヵ月、長いと2年以上経過しています。

初めは小さないさかいや、喧嘩でどちらかがかっとなり始まった別居。

しばらくそってしておいて頭を冷やしてから冷静に話をしよう。

そう考えている方がほとんどです。

でも実際は別居期間が長引けば長引くほど、夫婦関係の修復は困難になっていきます。

相手を「放置」してしまうと、心の距離はどんどん離れてしまうのです。

そして、わだかまりや不信感は大きくなっていきます。

やがてパートナーの口から「離婚に向けての話し」が出てきて、ここで初めてどうしたらいいのだろうとうろたえることになります。

普段ならここからの修復も難しくありません。

でも、コロナウイルスのせいで面会を拒否されたり、子どもが心配だから家に帰りたくないと別居を解消できないケースが増えているのが現状です。

それは、別居を解消したくない策略の一つかもしれません。

でもコロナウイルスの終息を待っていたら、見通しが立ちません。

その間に別居中の家族に対してできること、もう一度パートナーとやり直すために考えたいこと、できることをまとめてみました。

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別居について、もう一度考えてみるべきこと

①何が原因だったかを明確にする

相手は何に不満を持っていたのか、繰り返さないためにも考えてみる。


②相手がどんな気持ちだったかを考えてみる

相手の立場に立って考えてみる。寂しさや怒り、孤独、苛立ち、悲しみ

どんな気持ちになっていたのかを想像してみる。

自分がその時辛かったとしても、相手も同様に、もしくはもっと苦しんだのかもしれない。

これまでの自分の行動とパートナーの気持ちを振り返ってみる。


③自分が謝る=変わるという覚悟をする

別居をした時点でパートナーは意固地になっているか、心を閉ざしています。

それを変えることは容易ではありません。

あなたが変わることで初めて相手にも変化を促すことができるのです。

結婚生活でパートナーが嫌がっていたこと、不足していたもの

分からなければ直接聞いてみましょう。

辛いことかもしれませんが、現実と向き合うことが大切です。

別居を解消するためにできること

きちんとした謝罪と猶予をもらうための話し合いをする

パートナーがあなたに抱いているものは「不信感、嫌悪感」

中でも不信感を払拭するのには長い時間がかかります。

「やり直したくない」と言われても諦めてはいけません。

子どもには父親と母親二人が揃って養育することが望ましいですし、

あなたが「別れたくない」なら、時間をかけて「変わった自分」を見てもらいましょう。

ここでも決して急いではいけません。

生活費を渡すときにも、できるなら直接手渡しすると良いと思います(お土産を添えて)

大切なのは「できるだけ距離を置かないこと」

時間をかけて家族を愛していること、幸せにしたいことを伝えていきましょう。
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別居が解消したら気を付けたいこと

サインを見逃さないためにも小さなことでも話し合う

日本人はとかく我慢してしまうことが多く、夫婦間でも面倒くさいからと不満を溜めがちです。

不満が溜まってしまうから大きな爆発が起こることになります。

相手が不機嫌だなと思ったら、「何でイライラしているのか?何をして欲しいのか?」聞いたほうがよほど快適に暮らすことができます。

自分がイライラしているときにも「今日は○○があって疲れているから。不機嫌なように見えたらごめん。君のせいではないよ。」と一言伝えられればもめ事にはなりません。

お互いを尊重する

夫婦として暮らし始めると、扱いがぞんざいになってしまいます。

言わなくても察してよ。それくらい分かるだろ…

これはとても失礼な態度です。

大切な話を聞いて欲しいときは「今ちょっと話を聞いてもらえるかな」

パートナーが一人で過ごしたいときもそっとしておいてあげましょう。

相手が話を始めたら、途中で腰を折らずに最後までじっくり聞いてあげるのもとても大切なことですね。


愛情のこもった動作や言葉を選ぶ

パートナーがしてくれる家事や仕事を当たり前だと思ってはいませんか?

「おはよう、おかえりなさい、ありがとう、ごめんなさい、嬉しい」などこれらの言葉を使うだけでもコミュニケーションが良好になります。

更に夫から妻には「いつも助かってるよ、ありがとう」、「これ美味しいね」など小さな感謝の言葉で気持ちが軽くなるものです。

子どもが生まれるとどうしても子ども中心の生活になってしまいますが、協力しあい二人の時間を持つことも大切です。

会話を増やすことですれ違いや溝はできにくくなりますね。

やってはいけないこと
言い争いをしない

もし、また喧嘩になって二人とも感情的になってしまったら、

深呼吸をする
その場を離れる
声のトーンを落とす(大声を出さない)

子どもの前での夫婦喧嘩は子どもの心に傷を付けます。絶対にしないように心がけましょう。


自分の価値観を押し付けない

育った環境も違い、性別も異なる、価値観は違って当たり前のことです。

それを受け入れずに「こうあるべきだ」と正当化して押し付けるのは喧嘩を売るようなものです。

○○するべき、○○できて当たり前、という考え方に囚われると自分が辛くなっていきます。

パートナーの意見が自分と全く違っていたら、「そういう考え方もあるのだな」と一旦自分の胸に収めましょう。

違いを認めることが結婚生活を円満に過ごすための秘訣かもしれません。


相手の家族・実家の悪口を言わない

例え、パートナーが自分で「私の親って○○だよね」と言っていても相槌を打ってはいけません。

自分が思うことは何とも思わなくても、家族のことを人に言われるのはイヤなものです。

そこに悪口を言ってしまったとしたら、かなり修復は難しくなります。

言った方は忘れてしまっても、言われた方は根に持つということを忘れないでくださいね。

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コロナで子どもに会えないときは

子どもは夫婦を結べ付けてくれる大切な存在です。

まだ小さいのであれば、パソコンやスマホで顔を見ながら通話してみましょう。

この機会に子どもが何を興味を持っているか、何をしたいかなど話して、親子の距離を縮めるチャンスです。

このとき大切なのは、絶対にパートナーの愚痴や悪口を言わないこと。

「お母さんは一人で大変だからお手伝いしてあげてね。きっと喜ぶよ。」

照れくさくても

「○○に会えるのを楽しみにしているからね」と気持ちも伝えましょう。


まとめ

「コロナが心配だから会いたくない、子どもに会わせたくない」という相談が増えたのはもちろん今年に入ってからです。

本当に持病があって心配だから会わないという方もいらっしゃりますが、それを言い訳に別居を引き延ばしているケースも増えています。

相手は目に見えないウイルスなだけに、そう言われてしまうと反論できません。

ここで何もアクションを起こさずにいると「パートナーがいなくても平気。気楽でいい」なんてことになりかねません。

だからこそ自己アピールを怠らずに続けましょう。

離婚は夫婦だけの問題ではありません。

夫婦は離婚すれば赤の他人に戻ります。

でも、子どもにとっては自分を最も愛してくれる二人のうちの一人を引き離されることになるのです。

離婚をして余裕のなくなった母親に甘えられなかったり、悩み事を相談できなくなったり、

再婚したら再婚相手との関係に気を使い、虐待なども増えています。

離婚は絶対悪ではありませんが、酷いモラハラ、DV、ギャンブル依存など以外は時間をかけて話し合い、子どものために最善の策を選択することをおススメします。

別れることになっても「円満な離婚」それが子どもの両親としての責務です。

自分一人で抱えてしまい辛いと感じてしまったら、時間をかけずに解決したいと思ったら一度ご相談ください。






























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