心に傷がある人の怒り アンガーマネージメント

記事
コラム
「怒りを手放す」ためには
怒りの質を知ることが大切。



今回は
「心の傷」が反映された
怒りの特徴や対処法になります。





人間関係が絡んだ怒りは
大きくて長引きやすいのが特徴。



前回

「予定が狂った」ことで怒りは湧いてくる。
という話をしましたが



今度は同じ「予定の狂い」でも
偶然とはいいにくく
「相手との関係性の中で傷ついた」という
特徴があります。




例えば

①接客業で自分のミスではないのにクレームをつけられた

②時間をかけて悩んで買ったプレゼントを喜んでもらえず文句を言われた

③「〇〇やったの?」と、これからやろうとしていたことを指摘された





①は一生懸命仕事をしているからクレームが来る
はずがないのにきてしまい、傷ついた


②は喜んでもらえるはずだったのに、文句を言われ
長い時間をかけた自分の労力が報われず傷ついた


③これからやとうと思っていたことを信頼されておらず
声をかけないとできない人と思われたことに傷ついた





などなど、「心の傷とセットになった怒り」は
重く苦しいものです💦





心に傷があると怒りやすくなる



突発的な「怒り」であれば
時間が経つことで落ち着いてきます。




しかし、心の傷と関連する怒りは
心の傷が癒されない限り
積み重ねられていき



自分を傷つけた人を「加害者」と見てしまうと
対人関係にも問題が出てきてしまいます。



すでに心に受けた傷をたくさん持っていると
痛みに関して敏感になっているので
ちょっとしたことも「脅威」に感じて
防衛反応として「怒り」を持ちやすくなります。




自分を守るために
心も体も全体が「再び傷つけられないようにしよう」と
集中するため、ささいな出来事も
徹底的に排除してしまうような、過剰反応に繋がります。




とにかく怒りを手放すには、傷を癒すことが肝心

心の傷とともにできた怒りは
過去のことを思い出したときにも感じられます。



今現在、だれかに傷つけられていなくても
「あのとき、あんなことを言われて傷つけられた」などと
傷つけられた過去を思い出すことで、怒りを感じるのです。



「自分の怒りはまだ癒されていない」という感覚と
怒りはセットになっています。



幼少期の心の傷が、成長してからもずっと影響を
及ぼすのはこのためです。



簡単なことではありませんが
「あのときはあれで精一杯だったんだ。そういう人だったんだ」
などと理解することができると手放せるようになります。



過去の心の傷は、思いだすたびに自分の都合の良いように
書き換えられてしまうものです。


本当は良いこと、楽しいこともあったのに
ずっと酷く辛いことばかりあったような気持ちになっていませんか?



怒りを抱えて生きるのは
真っ赤に熱された鉄の玉を抱えながら生きるようなもの。

持っている限り
ずっと心がやけどしたような状態だということです。


そんな怒りも
痛みや辛さはありますが、当時の自分と向き合うことで
手ばなせたり、考え方や見方を変えることが
できるようになります。



傷ついた自分を癒せるのは自分だけです。


小さな幸せや楽しみを見つけて視野を広げたり
思いっきり自分と向き合うことで
今まで生きてきて身に着けた、思い込みや刷り込みに
気づけるかもしれません。



穏やかな毎日を過ごすためにも
自分の気持ち大切にしたいですね。
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