「いつも水掛け論になる相手」
何か相談事や悩み事を持ちかけられたときに、
こちらが親身になって、
アドバイスをしたり、あらゆる提案をしたりするのだけれど、
全然相手が聞き入れようとしない人いませんか?
「こうしてみたら?」
「ああしてみたら?」
というようなことに対して、
でも・・・
でも・・・
でも・・・
ばかりの人。。。
こういう相手は相談しているように見えて、
アドバイスを求めているように見えて、
実はこちらの話を聞こうとは思っていないということです。。。
これは『交流分析』のゲームと呼ばれるやりとりの1つですが、
こちらが何を言っても「はい、でも・・・」で切り返してくるので、
話が一向に前に進んでいかないのです。。。
こういう相手に第2第3の提案を与えても結果は同じです。。。
お人好しであったり、相手をなんとか救ってあげたいと思っている人ほど、
その相手の問題や課題に介入していきます。。。
そうして、相手に深入りしていくことで、
問題が深刻化したり、あなたが悪者扱いされる羽目になったりしていきます。。。
こういう相手と関わるときに大切なことは、
「聴くに徹すること」
何かアドバイスを求められても、
極力、解決策を提示することなく、
共感の姿勢を持って、聴き役にまわるということです。。。
それでも、
「あなたの意見がききたい」
と言われたときは、
「私はこう思う」
というレベルで伝えるのがベストです。。。
「こうしてみたら?」
「こうした方がいいよ!」
というような伝え方だと
相手は素直に聞かない可能性があります。。。
「私はこう思う」(別にそれが正解というわけではないんだけどね)
ぐらいの気持ちで相手に伝えておくということです。。。
「私は」と伝えると
「私が」勝手に思っていることだから、
相手からして見れば否定のしようがないわけなんですね。。。
なので、
何か意見を述べるときは主語を私にして、
伝えてあげると
相手も「意見を押し付けられた」という印象を持つことなく
あなたの意見を参考にしてくれるようになるかもしれません。。。
何か的を得た意見をズバッということを目的とせず、
「相手が今一番望んでいることは何なんだろう?」
とじっくり耳を傾けていくことが
基本姿勢であるということを心に留めておくと良いかもしれません。。。
ぜひ参考にして頂けると幸いです。。。