管理栄養士 兼 パーソナルトレーナーのSAEです!
いつもありがとうございます。
もう10月!!
今年もあと3ヶ月。2021年が3/4も終わったなんて信じられない。
毎年やってくる謎の焦りの原因は、不明です。
そんなこんなで(?)今回のお悩みは、
「食物繊維ってなに?」
です。
またまたざっくりとした疑問ですが、こうやって聞かれると、分かっている様で分からん。となります。
一緒に理解していきましょう。
まず食物繊維の定義としては
人の消化酵素で消化されない食物中の難消化性成分の総体
(小腸で消化・吸収をされずに、大腸まで達する食品成分)
引用:厚生労働省
特定保健用食品(トクホ)で「おなかの調子を整える食品」として認められている成分の多くが食物繊維です。
大腸まで届くことで、腸内環境を整えてくれます。
それだけでなく、血糖値上昇を抑えたり、血中コレステロール濃度の低下にも役立ってくれます。
これを聞いただけで、食物繊維の大切さが分かります。
ですが、日本人の食物繊維摂取量は減少傾向になっています。
厚生労働省から出ている1日あたりの目標量は、18〜64歳で男性21g以上、女性18g以上となっておりますが、
最近の報告では、1日あたりの平均摂取量が14g前後となっております。
男性は7g、女性は4g不足しています。
トマトで表すと、男性は7個分、女性は4個分も1日に不足していることになります!
(トマトチョイスの理由は、特にないです笑)
今の食生活で、食物繊維を意識的に摂取しないといけないということです。
食物繊維には、
「不溶性食物繊維」「水溶性食物繊維」
の2種類があります。
それぞれをバランスよく摂取することで、食物繊維のパワーはさらに発揮されます。
まずは、それぞれの食物繊維の特徴と働きをご紹介します。
「不溶性食物繊維」
文字通り、水に溶けにく食物繊維です。
お野菜(特に根菜類)やキノコ類、玄米などに多く含まれ、ボソボソしています。
スポンジのように水分を吸収して便のカサを増やします。
便のカサが増えると、腸が刺激され、蠕動運動(腸の動き)が活発になり、排便がスムーズになります。
便秘だけど便意がない方は、不溶性食物繊維が不足している可能性が高いです。
また、腸内の有害物質を吸着し、便と一緒に排出してくれる働きもありますので、大腸ガンのリスクを減らしてくれます。
(なんて素晴らしいんでしょう!)
「水溶性食物繊維」
水に溶けやすい食物繊維です。
海藻類・アボカド・オクラ・山芋・納豆などに多く含まれ、ネバネバしています。
小腸での栄養素の吸収スピードを緩やかにして、血糖値の急上昇を防いだり、
コレステロールやナトリウムを吸着し、体外に排出させる働きもあるので、
血中コレステロール値を下げたり、血圧も下げてくれる効果があります。
(めちゃくちゃ優秀!!
そろそろ食物繊維を食べずにはいられなくなったでしょ??
食物繊維を多く含む食材は、ビタミンやミネラルなど、他の栄養素も多く含んでおります。
そう考えると、上手くお身体を稼働させていく中では、必要不可欠な栄養素です。
ぜひ意識的に摂取して欲しいです。
私の主観ですが、スープにすると簡単に美味しく大量に摂りやすいのではないかなと!!