今さら聞けない動画制作シリーズ①「動画は3つに分けられる」

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ビジネス・マーケティング
最近、どこもかしこも動画です!

しかし、「動画制作」となるとよくわからない人も多いのではないでしょうか?

今後、5Gが完全整備され、今よりも動画が急増していきます。
そんな中、動画制作という単語も頻繁に出てきます。
しかし、こちらに回答できる人は少ないのではないでしょうか?

・そもそも動画ってどんな種類があるの?

・予算の相場っていくらぐらい? 

・完成データはどんな風に納品される?

・リモートワークで作れる?などなど…



そんな質問を「今さら聞けない動画制作シリーズ」①として
解説していきたいと思います。

制作会社に依頼する前に読んでいただきたいブログはこちら
企画書の制作について解説しているnoteはこちら


今回は「動画は3つに分けられる」と題して
動画の種類について解説していきます。


初歩的な事ですが、これをおさえておくと頭の整理がしやすくなります。

動画の種類は大きく3つ


①実写動画
②CG・アニメーション
③VR・AR


ひとつずつ解説していきます。

①実写動画(3〜100万)


【概要】
一般的な動画といえばこの実写動画になります。
例:テレビ、YouTube、映画、Netflix等
撮影した動画データや、写真などを使用して動画編集を行った物です。

【サンプル】
これは皆さんも馴染みがあるのですぐにわかると思います。
一般的な動画とは、この撮影を含む実写動画です。

最近では自社の商品や、サービスなどをPRする動画や、企業紹介など
自社のオリジナル動画をYouTubeにアップしている企業が急増中です。
このブログを読まれている理由も動画の急増が関係しているのではないでしょうか?

実写動画を一般企業が依頼する場合、大きく2パターンです。
動画編集 or 撮影してつくる動画
概算コストや特徴、サンプル、注意点を合わせて解説していきます。



・動画編集(概算 3〜20万程度)

【概要】
撮影された動画データや、写真などを制作会社に送って編集を行うのが動画編集となります。

【特徴】
比較的予算が安い傾向にあります。
納期も1週間から2週間程度で短納期で完了できることが特徴です。

【サンプル】
【注意点】
動画は撮影データがイメージに大きく影響を与えます。
一般の人が撮影したデータなどの場合、プロが動画編集してもあまりクオリティがあがりません。

上記のサンプルのようにプロが撮影した無料素材や有料素材(ピクスタ)などでナレーションを入れて動画編集を行うと、オリジナリティに欠けますがクオリティをキープ出来ます。

詳しく解説したブログはこちら



・撮影してつくる動画(概算 10〜100万)

【概要】
完全オリジナルの動画制作です。その案件ごとに動画制作会社と企画立案を行い、構成を決めて撮影・動画編集を行います。

【特徴】
一般的な動画制作といえばこの「撮影してつくる動画」になります。
コストも納期も動画編集に比べると大幅にアップします。その分、好きなようにオリジナル動画を作ることができます。実写動画制作で予算がかかる理由は完全なオリジナルにあります。
どんな製品でも、その人の希望を入れてカスタムオーダーすれば料金は高くなります。それと同じです。

【サンプル】

動画制作でも予算がかからないのはこちら

・フォーマット動画制作(概算 15〜50万)


フォーマットで複数本の動画を作れば予算を抑えることが可能です。例えば導入事例動画は、その製品を導入した企業や、ユーザーインタビュー動画です。
Amazonで欲しい商品があった時に、レビューをみてから購入する人も多いでしょう。
レビューの動画版が導入事例動画です。
新たなサービスを検討している企業にむけて、実際に導入した企業のレビューをフォーマット形式で動画制作します。ネット上の匿名の人の意見よりも顔を出してレビューしているので信憑性も高い傾向にあります。
同じ企画構成・質問で各社毎に撮影していくので、そこまで予算がかかりません。

【サンプル】
Amazonのサーバーシステム「AWS」をPaypayが導入した導入事例動画として制作されています。

【撮影してつくる動画の注意点】
撮影コストが高いため、撮影時に動画をチェックする必要があります。これ重要なので2回言います。「必ず撮影時にチェックしてください」
撮影が終わって動画編集の段階での撮り直しは高額になります。
撮影し直しが出ないよう事前に撮影内容のすり合わせは済ませておきましょう。







②特殊効果(10〜300万)

 特殊効果は大きく分けて2つ
 CGとアニメーションです。



・CG(30〜300万)

【概要】
世の中には撮影できないものがあります。例えば車のエンジンの中や、携帯やWi-Fiなどの電波等。また地震、津波などの災害予測なども撮影できません。そういった撮影できないものはCGで制作します。

【サンプル】
【特徴】
CGの良い面は撮影出来ないものでも動画にできる事です。こちらはCADデータを用いて、水流も表現しています。実際は地下にある特殊装置なので撮影できません。そんな場合はCGがお勧めです。

【注意点】
デメリットとして料金が高くなる点です。しかし、予算が取れれば好きなようにCGで何でも表現できます。
また特殊な環境ではCGが必須となります。
災害対策などきちんと予算をかけて検討して欲しいと皆さん思うでしょう。



・アニメーション(5〜100万)

【概要】
CGまではいらないけど、複雑なモノをわかりやすく説明したい場合や、子供向けなどやわらかく表現したい場合などはアニメーションがおすすめです!

【サンプル】
【特徴】
この動画、だれに見せても評判が良いです。
わかりやすくて、常にポコポコ動いているので、みていても飽きづらい傾向にあります。内容を理解しやすいのが特徴です。

【注意点】
こういったアニメーションはキャラクターのデザインなどの制作があるとコストが高くなりがちです。制作会社を選ぶ際には制作実績を良く確認し、センスの良い制作会社に依頼する事が重要です。

アニメーションはすごくセンスが問われる分野です。皆さんも好きなアニメの絵や、デザイン、LINEスタンプなどがあるでしょう。
ヘンテコなアニメだけど、かわいくて使っているスタンプはありませんか?私はこんなのが好きです。
スクリーンショット 2021-11-27 16.29.52.png

(※画像:うさぎ100% - LINE スタンプ | LINE STORE)
かわいいうさぎさんのスタンプです。 
なんか良い!っと思わせてくれるデザイン。
気に入るサンプルで制作会社を探してみましょう!


③VR・AR

【概要】
最近、4G回線が整備され、動画が急増している中、次の一手として期待されているのが、VR・ARです。動画制作でもまだまだ導入を検討されている人は少ない印象です。



・VR(仮想空間)(30〜数百万)



【概要】
VRはゴーグルをつけて仮装空間にいるような錯覚をおこして使用します。新宿などではVR施設などが期間限定で設置されるなど、ご存知の人もいるかもしれません。

仕組みとしては、360度カメラで撮影した動画を、ゴーグルをつけて体感すると行った仕組みです。
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(※画像 オキュラスより)

【サンプル】
Amazonでスマホをはめ込めるゴーグルが販売されています。
スクリーンショット 2021-12-02 12.49.48.png
ハコスコ タタミ1眼 (iPhone5〜7Plusサイズ対応)

これにスマホを入れて、YouTubeの360度の動画を視聴すればVRを体感できます。
動画はこちら(※vr ゴーグル用 動画で検索すると他にも沢山出てきます)
スマホで上記の動画をみても360度動画を体感できます。スマホを上や横に向けると、実際に目で横をみているように見えます。
パソコンで見ている場合は、動画内でマウスをドラッグすれば動画が動きます。まだの方は是非、試してみてください。

こういった技術を活用して作られたゲームがオキュラスです。少し前にMeta(旧Facebook)に買収されたのをご存知の方も多いでしょう
スクリーンショット 2021-12-02 12.51.09.png
Oculus Quest 2—完全ワイヤレスのオールインワンVRヘッドセット—128GB

【特徴】
360度を撮影して表現するので、観光地の訪問動画や、ゲームなどに使用されています。しかし、まだまだ普及しているとまではいえない状況です。この辺りはもう少しという感じです。

【注意点】
360度カメラで撮影するため、制約が多いです。通常はカメラマンがカメラで撮影しますが360度カメラは、カメラマンが映り込んでしまうので無人で撮影を行います。また制作会社数もまだ少ないのが現状です。ちなみにこんなカメラで撮影します。(※プロの製作現場ではもっと高額な機材を使用)
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・AR(拡張現実)

【概要】
拡張現実と聞くとひいてしまいますが、ちょっと前に流行ったポケモンGOがARです。現実の世界にポケモンが現れましたよね? ARもポケモンGOで認知はされましたが一般的にはまだまだという感じです。

【特徴】
ポケモンGOのようにキャラクターを現実世界に表現したり、特定の場所でスマホアプリでカメラをかざすと人が浮かび上がり、話し出したりといった活用方法が多いです。

【サンプル】
ポケモンGOや、Amazonで部屋に表示(360°ビュー)でソファーを自分の部屋に置いてみることで使用されています。
スクリーンショット 2021-12-02 12.55.53.png

これから5Gが普及すると一気に加速する可能性が高いです。

【注意点】
撮影というよりはシステム開発がメインになります。その為、制作費用も高額になります。またサービスが続く限り運用費がかかります。
コストがかかる面も普及していない理由としてあげられます。


【まとめ】


今回は、今さら聞けない動画制作シリーズ① 
「動画は3つに分けられる」について解説してみました。

①実写動画
 動画編集(3~20万)
 撮影して作る動画(15~100万)
②特殊効果
 ・CG(30~300万)
 ・アニメーション(5~100万)
③VR・AR ※要相談
 ・VR(仮想空間)
 ・AR(拡張現実)

ひとことで動画といっても
大きく分けて3つ
さらに2つ
合計6つに分かれます。

しかし、一般的な動画は①実写動画と②特殊効果の2種類です。あとは自社がどんな動画を作りたいのかに合わせて選択していく必要があります。

自社のサービスや商品紹介などで動画制作を依頼する際に参考にして頂ければと思います。

①実写動画と②特殊効果に関しては4s Productionでも対応可能です。

動画制作で何かあればお気軽にご相談ください。



それでは、4s Production 中沢でした😁

keep smiling!!




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