「思考が邪魔をして自分の気持ちが分からないんです」
というご相談があります。
一方で、
「感情に振り回されてしまって本当はもっと考えていたことがあるんです」
というご相談もあります。
皆さんはどちらのタイプでしょうか???
しかし、どちらかを悪者にして解決できるかといえば、そんなことはありませんね。
思考や感情に良い悪いはなく、どちらも自分から生まれ出てくるものです。
「左手の動きのせいで右手がうまく使えません」
といったエラーが発生している状態ですから、
それぞれの違う性質を理解して協力できるようにしてあげることが大切です。
例えば、
感情:お腹がすいたと感じる
思考:解決するためにパンを食べる行動を取る
感情:お腹は膨れるけれど美味しくないと感じる
思考:パンにジャムを塗る解決策を実行してみる
感情:美味しくてお腹も一杯で満足を感じる
思考:次からは最初からジャムも用意しておく
例え話はとても単純化したものですが、
このようなことは誰もが普段から自然としているはずですし、
思考と感情が協力し合えばより良い過ごし方に改善していけるのが人間です。
ただし、
目の前の問題が複雑で難しくなってくると思考が止まってしまったり、
これ以上傷つきたくないような気持になると感情が止まってしまったりしますね。
そんな時に一人で抱え込むとドツボにはまってしまいかねないので、
我々のような相談相手を見つけて冷静に整理整頓する時間を作ることがオススメです。
以上、思考と感情の関係を書いてまいりました。
思考と感情のバランスで悩んでいる方の参考になれば幸いです。
また、お気づきの方もいると思いますが、
この整理整頓の時間を作らないで解決だけ望んでも本人の成長がありません。
思考と感情の協力関係を取り戻すためのセッションを行いたい方は、ご依頼もお待ちしております。