●日本人は不安傾向が強い民族だということはご存知でしょうか。
島国という海に囲まれた地形であり、地震大国、火山大国であるがゆえに古い時代から常に自然災害とは切っても切り離されない関係にありました。
その結果、日本人の遺伝にはそうした不安要素に対して敏感に反応できる人が生き残れたことから自然と不安に感じやすい人たちが増えたとされています。
しかし、今の日本においてはその不安傾向の高さは逆に足枷になることが多いです。特に小学校から高校にかけて一貫した右に倣えの教育は自然と誰かに合わせて、行動を促されるためちょっとした微妙な変化に気づかなければなりません。
しかし発達障害などを持った人は無理に合わせて育った結果、社会に出された途端パワハラやモラハラなどにより、限界まできたコップは一気に溢れ出ます。親子の関係がうまくいかなかった環境であったのなら尚更、コップの限界値はもっと低い状態になっているはずです。
結果として退職に追い込まれ、ひとりで何とかする道を選ばざるを得なくなります。
でもよく考えて欲しいのは、感情をぶつける行為とは何のためにあるのかということです。
結論から言ってしまえば、【相手をコントロールする手取り早い方法】
これになります。
なぜなら上述した日本人の不安傾向の高さの特性により感情的な戦争世代の親元で育てられた親は同じように感情で相手を抑え込む育児しか知らないからです。
日本語で育てられた子供が突然英語で話せるようになることはなく、育児も同じように突然完璧な子育て方法を無から生み出して、使うなんてことはあり得ないのです。
ですから、感情によるコントロールつまり、怒鳴ったり、不満を使ったり、イライラを利用したり、ネチネチ周りくどい言い方をしたり、ペラペラと理解しにくい言葉で冷静さを失わせようとしたり、周りに陰口を伝えて相手の価値を下げようとしたり
全ては相手をコントロールしてきた彼らの教育や育ってきた環境によって得られた”スキル”です。これを理解しているだけでも、今後の人間関係はグッと楽になります。
あーはいはい。また私をコントロールして自分の思い通りにしようとしてるのね。
今まで怒ればいうことを聞いてくれる人たちばかり周りにいたのかな。
などちょっとワンクッション置いた冷静さを作れるようになれば、自分も冷静になり、逆になぜそのような感情を持ったのかを訊ねる余裕ができるかと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。