長所で〇〇力は要注意。

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ビジネス・マーケティング
面接の中で良く聞かれる定番の「長所」。
更に類似した質問で、
・あなたを採用するメリットは?
・あなたのセールスポイントは?
この質問に対してよく〇〇力があります。といわれます。
例えば
・調整力 ・忍耐力 ・向上力 ・傾聴力
・コミュニケーション力 ・分析力
特に最近はご時世的にか「調整力」を最もよく聞くように
感じます。
いつも面接でこの〇〇力って言われると、この力ってどの
くらいあるの??前の人も同じ事をいってたけどあなたと
どちらが凄いの?って疑問が沸いてきます。
また、例えば調整力をとっても、それって役職や立場的に皆が
調整するのでは?その職場だからできるのでは?
と新たな疑問も沸いてきます。
では、何をアピールすれば良いのか?オススメは他人に実際に
〇〇という変化を与えるようなことやモットーとなるものです。
例えば
他人に与える変化
・場を明るくするムードメーカー
・面倒見がよいお世話好き  など
モット―
・凡事徹底(当たり前のことを徹底すること)
・前向きな考え方 など
を聞くと、内定後の働いているイメージが分かりやすくなります。
では、
〇〇力と伝えたら不合格なのか?いえいえ、もちろん合格する人も
沢山います。じゃあその違いはというと先の調整力をもう一度、例
に挙げると
①調整力があります。
私は現職場(学校)で意見が分かれ収拾がつかなくなる事態が起き
ました。そこで私は多くの意見がある中、皆の意見をよくききその場を
調整してきました。よって、この調整力を活かし〇〇で貢献していける
と考えています。
②調整力があります。
私は日ごろ職場(学校)では誰よりも先に挨拶し、話しかけ、目を
見て会話はできる限り前向きな言葉で終えるようにしています。
それを習慣づけて何年も続けると信頼関係が生まれ、今ではあなたが
いうならばここは調整する。といった場面が多く、周囲に調整が上手
と言われます。
極端な比較文ですが、面接官に良い印象を与えるのは②だと思います。
①は一見良いように感じますが、どこか抽象的な印象を抱きます。
この2つの文の主旨は①は能力②は調整力をテーマに日頃の人柄を伝
えています。よって①は抽象的に②は具体的に感じると思います。
そもそも公務員の受験要項にはどこも〇〇な人柄求む。と書いているので、
伝えるべきは基本人柄なのです。
正直、能力は誰もが知る大企業で役職をしていた経験や余程輝かしい経
歴があれば長所として見られることでしょう。しかし、多くの人はそう
ではないと思います。
特に学生の方であれば、アマチュアからプロの世界に入ろうとすると
きに能力をアピールするのは余計に難しいと思います。
長所だけでもちろん合否が決まるわけではありません。能力だけをアピ
ールしたとしても、必ず面接官からその能力の背景=人柄を聞かれるので、
そこでどう回答するかが長所の最大のポイントになります。
要は何をいっても結局は人柄を聞かれることになります。
よく聞かれる「長所」。面接官がどう感じるかを理屈で知っているだけ
でもその対策の精度は大きく高まると思います。
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