揺れましたね

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コラム
福島のみなさまの安全をお祈りします。
どうぞお怪我などなされませんように。

今朝は関東でも揺れました。
ここのところ頻繁に地震があり311を思い出します。

当時は何年もかかった仕事が大詰めの段階で、
初夏には完了する予定となっていました。
管理職についていた私は体調を崩し、
たまたま自宅にいて、その日の難を逃れました。

わたしの実家は静岡ですが、
こちらも大きく揺れたことが報道されてました。
夜中まで連絡が取れずとても気を揉みました。

そのあとはしばらく公私共に
生きた心地がしない日が続きました。
原発が爆発し、スーパーから食料が消え、飲料水の汚染が伝えられ
地下鉄でさえ頻繁に携帯の警報が鳴りました。
他府県から参加しているスタッフは帰りたがり、
計画停電でスケジュールの遅延は確実となりますが
遠く離れたところにある取引先からは
「なんでおくれるんですか?」というお言葉。
みんなが余裕を失っていきました。

そんな中で私を支えてくれたのは妻の言葉でした。
「私はもうここの人間(妻の実家は関西です)だから避難しない」
娘が幼かったこともあり
私としては非難をしてくれた方が正直安心でした。
でも、妻はそれをしませんでした。

そして、難関を乗り切ることができて
予定通り初夏には仕事を完了させることができました。
家族は無事にこの災害を乗り切ることができました。

あの時の妻の言葉には今でも感謝しています。
あのような状況で業務を進めてくれたスタッフにも感謝しています。
周囲の人に支えられて自分は生かされていると強く感じました。

一方で、厳しい現実とも向き合いました。
その時に体得したのは
「危機に陥ると人は本性をむきだしにする」というもの

いつもは温厚で周りの面倒をよく見る人気のある人が
別人のような言動で大声をあげる豹変ぶりには
正直恐怖を感じました。

人を見る目がない私としては、
この経験はとても貴重なものとなりました。
危機こそ、その人の真価を問われる場面。
そんな時でも、人の役に立てる自分になりたいと思っています。

どうか、みなさんがご安全でありますように。
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