適応障害の時に助けてくれた意外な人

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コラム
数年前、私は職場でパワハラ、いじめにより適応障害を発症し3か月静養しました。
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・一つでもミスをすると、全員の前で大声で罵られる
・トイレから戻ると、たとえ5分以内でも上席に「〇分かかりましたがなぜで  すか」と聞かれる
・熱が38度超えている時も休憩・早退も許可されず結局インフルエンザであったことが判明
・会社の飲み会に「あなたは来なくていい」と誘われない(望むところだけど)
・出身地を馬鹿にされる
・就業時間が来ても電話対応させられる
・他の従業員のクレーム対応を強制させられる
・変なあだ名で呼ばれる
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6か月毎日こんなことの繰り返しで、最後のあたりは私は自分が自分ではなくなっている感覚でした。

とにかく通勤中に涙が出るし、言葉遣いが荒くなる。
熟睡できないし、食事もおいしくない・・・・。

そしてとある朝、会社へ向かう際に駅の改札で子供のように泣き出してしまったのです。立っていられなくて、ベンチに座り会社に電話をしました。

「もう無理です。私物も捨ててください。限界なんですよ!」とはっきりと上席に伝えました。

そして、電話を切って心療内科を検索しました。

心療内科の予約をとり、3日後に受診し、結果は【適応障害】でした。
投薬治療ではなく、とにかく環境をかえることで良くなる。
3か月もあれば十分でしょうとの診断結果でした。

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それから、数日して離職票が届きハローワークへ行きました。
そこで担当してくれた50代の男性職員が、本当に支えになりました。

事情を話し、職員は理解してくれました。
「大変でしたね、わかりますよ。でももう大丈夫です。もうそこに行かなくていいんですから!」と。

求人を探す日々の中で、職員とは時々面談がありました。
そこでは私の性格や特技、資格などをもとに様々な業種の仕事を紹介してくれました。
「人と関わるのは向いていないかもしれない」とうつむく私に、
「いえいえ、あなたは接客向きですよ。しかも老若男女問わずね。しかも英語も話せるんだから幅が広いですよ~!」と、可能性を示唆してくれたのです。

ただそれだけではなく、当時相談できる友人がいなかった私を気づかい、
「たまには日帰りでパーッと気晴らしに旅行でもしてきたらどうですか」とか
ハローワーク近くのおいしいお店なども紹介してくれたのです。

忙しい仕事であるにも関わらず、話をよくきいてくれる素晴らしい方でした。
おそらくこんなケースは稀であり、通常は『就職活動以外の話は心療内科や専門家に相談してください』と言われるものかと思います。

3か月の休養を得て、無事に転職し今は超ホワイト企業に勤務しています。

まさかハローワークでこれほど助けていただけるなんて全く期待はしていませんでした。

私の場合はたまたまハローワークの方でしたが、きっと誰にでも必ず力を貸してくれる人はいるはずです。
辛いときは我慢せずに、助けてくれる人を探すのも悪いことではないですね。


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