法学のコンパス3の作成秘話
法学のコンパス3は、ABprojectが提供する新しい形の問題集です。
その特徴は、丁寧な参考答案がついていることです。
そんな問題集を作成したのは、私自身の失敗体験があるからです。
市販の短答問題集は、正答を導くための「ポイントだけ」を解説するものが多いです。
私自身も過去は、「まじめな受験生」だったので、大人しくその解説を読んで勉強していました。
確かに知識は増え、正答率もアップしました。
しかし、コンスタントに合格点に達する実力にはなりませんでした。
予備試験短答式試験は、不合格に次ぐ、不合格です。
合格者体験記では「短答は過去問だけで十分」という合格者達のアドバイスがあった。
その言葉を信じて、市販の短答過去問集を中心に短答対策をしていたのですが、どうもうまくいかない。
それで思ったのです。
「この解説を読んで理解・暗記するだけでは、短答対策として不十分なんじゃないか?」
「短答対策も論文対策と同じように、条文の正しい使い方を強く意識し、法的思考力をフルに活かした演習をする必要があるのではないか?」
市販の短答問題集の解説では、その点が十分にサポートされていませんでした。
答えだけじゃない。法的思考を丁寧に示した新しい短答問題集。
法学のコンパス3は、ABprojectが提供する新しい形の問題集です。
その特徴は、丁寧な参考答案がついていることです。
全60問の小問に対して、条文をしっかり使い、法的三段論法に基づく論述を展開した参考答案を付けています。
「なぜこの正誤判断になるのか?」
をポイントだけでなく、問題提起から結論まで示しています。
知識だけでなく、思考(正しい知識の使い方)も学ぶことが出来ます。
限られた知識(乏しい記憶力)で短答式試験を突破するには、不可欠の学びだと思っています。
これまでの短答問題集にはなかった試みであり、中には「そこまでやる必要はない」「面倒だ」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、これは、私自身の失敗体験に基づくものです。
市販の短答問題集だけで難なく合格点を取れるなら、法学のコンパス3は不要だと思います(そのような方は法学のコンパス1・法学のコンパス2はいかがですか?)。
そうでない方。
なかなか短答式試験で思うような結果が出せない。
基礎からしっかり学び、着実に短答、論文とステップアップする道を進んでいきたいと思っていらっしゃる方。
法学のコンパス3を使って、飛躍のきっかけをつかんでみませんか?