「法学のコンパス1」のご紹介は、今回が最後になります。
繰り返しになりますが、法学のコンパス1の基本コンセプトは、「法律は道具である」です。
法的三段論法は、法律を道具として使う際の最も基本的な技術です。ですが、それだけでは、まだまだ情報が少なすぎます。
そこで、次に必要となるのが「法的なものの見方や考え方」の具体例です。法学のコンパス1で紹介しているものは、法律論を学ぶと度々出くわす典型的な見方・考え方を類型化したものになります。
各類型を知った上で法律を学んでいくと、そうでない場合に比べて「見える景色」が違うと思います。ある程度の指針を最初に知ることで、一つ一つの新情報を「何となく」学ぶ時間がグッと減るからです。
なぜ「法学のコンパス」という名称なのか、わかってもらえるかなと思います。
(以下、法学のコンパスからの引用です)
3・法的な見方考え方
さて次は、法全般に共通する見方・考え方について書いていこうと思います。