ポジティブ・シンキング

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学び
塾や家庭教師で教えていると、勉強に対して「ネガティブ」思考になりがちな子どもたちをよく見かけます。

逆にポジティブに考える子どもの方が、最後まで成績をしっかり伸ばしていけるように思います。

ただ、「ポジティブ」に考えるためには、周りの大人も「ポジティブ」な声かけをしなければいけません。

これが意外と難しい。

われわれ先生側は、これまでにたくさんの生徒さんを見てきているので、
「こういうときには、こんな風に言ってポジティブに向かわせよう」など
冷静に判断することができます。

でも保護者の方は、いろんなことに不安になると思います。

それでも、がんばってポジティブな声かけをしていただければと思います。

塾などの集団授業の場合は、ちょっと無茶なワードでも、最初のうちは
「なんか先生変なこと言ってる」という感じで「笑い」のネタになりながら、
繰り返していると、そのうちほんとうにそのようなポジティブ・シンキングが身についています。

たとえば、
よくあるのは、テストなどで「間違えた」ことに対して

「ラッキー」

と言うと、最初はみんなきょとんとしています。

そこで、
「本番の入試じゃないんだから、よかったね」
とか
「間違えたということは、そこを直せば点数がアップすることが分かったんだから、賢くなるチャンスをつかんだんだよ」
とか

もちろん、どんな時でもそのようにポジティブをごり押しで大丈夫というわけではないですが、どのように思考をもっていくかという話をします。

4年生や5年生のうちに、そのような考え方を伝えていくと、
6年生になるころには、子どもたちもポジティブ・シンキングに考えてくれるようになります。

中学受験は「学校では正解するためのテスト」を受け、受験勉強では「間違えそうな罠だらけのテスト」を受けるというギャップに苦しみます。

しかも私がいる関西圏だと、まだまだ中学受験率が低く、
小学校でも「なんで自分だけ…」という思いになりがちです。

そういう意味で、中学受験の集団塾に通っていると、「受験する仲間」たちと
「受験勉強」をポジティブにとらえる雰囲気のなかで勉強することができるので、精神的にもがんばっていきやすいと思います。

もし、集団塾に通わずに受験勉強させるのであれば、子どもたちは自分の置かれている状況に「不安」になりがちなので、
周りの大人が「ポジティブ」になるように、意識して空気を作ってあげることが大事じゃないかなと感じます。



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