病気の原因はストレス

心理的な症状は、心身ともにバランスが崩れると起こることが多いです。

では、なぜ心身のバランスが崩れることがあるのでしようか。

病気になる最大の原因となっているのはストレスです。まずストレスとは、自分以外の外側からの刺激に対する本能的な防衛反応と、その原因となる刺激のことです。

例として、仕事のノルマや緊張感、上司や友人、家族との人間関係の問題などのストレスが溜まると、心身のバランスが少しずつ崩れていきます。

しかし、心身のストレスがあるからといって、誰でも心理的な症状が起こるわけではあリません。

主な原因となるものは、

・生活環境の変化

・生まれながらの体質や性格

・物事の考え方

・ホルモンの分泌異常

などです。

つまり心理的な症状は、心身が受けたストレスに過剰に反応している状態ということになります。

＜適度なストレス＞

ストレスは、 心身に対してどのような影響を及ぼすのかについて説明していきます。

ストレスには、

・外部的原因 (周りの環境、 人間関係など)

・ 内部的原因 (体質、 性格など)

があります。

この2つのストレス原因が複雑に合わさり、 クライアントが受け止められる許容範囲を超えた場合に、心身のバランスを崩して心理的な症状が起こります。

ならば、ストレスは無い方がいいという結論になるかもしれませんが、そうではありません。ストレスが無さ過ぎても調子を崩してしまう場合があるのです。

一般的に、ストレスに強い人、弱い人という言い方があリますが、ストレスに弱いことは特に悪いことではありません。

心身へのストレスの感じ方には個人差があります。

クライアントが何に対してストレスを感じるのか、ストレスを自覚させて心理的な症状が悪化しないように、ストレスと上手く付き合わせることが大切です。ストレスの原因が広まっている現代の社会環境では、 誰でも心理的な症状が起こる可能性があるといえます。

＜ストレスと性格＞

心理的な症状が起こる方には、いくつか共通する特徴的な性格があリます。

例として、頼まれると断れない性格です。人づきあいが良く、親切、気さく、活力があって、柔和で苦労性の人などは無意識のうちにストレスを溜めてしまう傾向があります。

また、仕事熱心、凝リ性、正直、几帳面、強い正義感と責任感がある性格です。

いつまでも悩んでしまう、些細なことにこだわる、他人の評価が気になる人はストレスを無駄に増やしてしまいます。依存する人や威厳に弱い人は、人との距離を取れない性格の人です。こうした性格の共通している部分は、気持ちの切リ替えができないところです。

心理的な症状は、その方の性格がかなり影響します。

性格は、生まれつきの体質や気質と、 過ごしてきた環境による考え方や物事の受け止め方によって決まリます。

しかし、 適切なカウンセリングを行うことで、 心理的な症状にかかリにくい性格に変えていくことは十分に可能と言われています。

＜環境とストレス＞

現代の社会や生活は、 国際化、 IT化、 OA化、 少子高齢化、 核家族化などが進んでいます。

こうした様々な環境変化についていくことができない場合に、 ストレスを抱え込んでしまいます。

現代の生活環境は多様なストレスの原因を生み出したと同時に、 人が本来もっている環境への適応能力を低下させ、 心身のバランスを崩してしまいます。

例として、冷暖房が効いた空間で暮らしていると、体温の調整機能が停止してしまいます。適応能力の低下は、身体的症状だけではなく、心理的な症状にも影響します。スマートフォンやSNSを利用するあまり、人づきあいが苦手になったリ、感情の変化が乏しくなってしまいます。

ですが、その逆として「過剰適応症候群」というものがあります。症状として、周囲の環境に合わせすぎてしまい、自分本来の感情や欲求を抑制することによって、心理的な症状が起きます。代表的な例が応障害というものです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

適度なストレスは自分自身を大きく成長してくれる役割も持ってくれています。

しかし自分がコントロールできるストレスの量はある程度決まっています。

小さくてもダメ大きくてもダメ

ちょうど良いストレスが成長を加速させます。

実際に現在ではIT化社会の形成からグローバルが促進化されできる事が大きくなり人付き合いという形も変わってきました。

成長できるチャンスが増えた分自分への負担も大きくなっているということも理解できると思います。

ストレスとはどの様な時どの様な形で現れるのかしっかり理解した上で、

自分がストレスを感じやすいタイプなのか、しっかり性格と向き合い

過剰適応にならない程度に物事に取り組んでいきましょう。