亡くなった母と還暦を迎えた父への似顔絵プレゼント

ココナラからのご依頼で家族集合(7人)の還暦祝い似顔絵を描きました。

写真の組み合わせといくらかのデザインを加えて制作しています。

還暦を迎えられたのは赤いちゃんちゃんこを着た真ん中のお父様です。

同じちゃんちゃんこを着たお隣りの奥様はすでに他界されていると聞きました。

最初は奥様の頭の上に天使のわっかを描いてほしい希望がありました。

天使のわっかや羽根はポジティブにも見えますが、ある意味「死の象徴」です。

一人だけ死のイメージに繋がるわっかがあると違和感があると思いました。

そして見るたびに死を認識してしまう可能性があると思い、それは描かずに絵の中では皆と一緒に生きている構図の方をおすすめしました。

他人が見た場合もこの人は亡くなっているんだな……と悲しい気持ちになってしまうと思いました。

これは私の妄想の話ですが、、もし亡くなったご本人様が霊としてその絵を見た時に自分だけ死んでしまっているんだな……と悲しい気持ちになるんじゃないか？とも考えてしまいました。

せっかく家族全員でうつる絵に悲しみを匂わせる要素を入れてしまうのはどうなんだろう？と思い、そのむねを伝えました。

個人的に思うことで恐縮でしたがお客様もその意見に賛同してくださったので天使のわっかは描かない方向で下描きが進みました。

下描きの画像をお送りし本番のペン入れと色塗りに入っても問題がないか確認を取り、OKが出ましたので次のペン入れに進みました。

※天使のわっかや羽根を描くと絶対に悲しい絵になるというわけではありません。

要は内容次第です。

一枚に一人のみを描く場合はその人が天国の光の世界にいてほしいという優しい想いを込めたメッセージを見る人に伝えられます。

しかし皆と一緒にいる中で一人だけ天使のようにするというのは、見る人のメッセージの受け取り方次第では悲しみを感じてしまう可能性があるということです。

❴絵の中に何かを入れるのは意味があります❵

人によって感じ方もメッセージの受け取り方も違います。

ココナラではやり取りをしますのでお客様の希望を聞きながらそれが絵として本当に必要なものなのかを話し合いながら決めていきます。

最終的にはお客様の希望を尊重します。

ですので私個人的に疑問に思ったとしても技術の問題で描けない場合とオプション購入の了解があればご要望を一番に優先しています。

どんな方でもお描きしています。

大切な方へのプレゼントやアイコン用、還暦、亡くなられた方、ウエルカムボード、愛犬や愛猫の動物(ペット)など様々な用途で似顔絵のご依頼を頂いております。

複数や動物(ペット)と一緒になど、あらゆるご要望に合わせた似顔絵を制作をしています。

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