低血糖－Ⅱ型糖尿病患者

【はじめに】

このブログでは、症状に対するアセスメントの具体例を提供します。

私自身、看護学生や新人看護師だった時に、看護過程の記録をどのように行うべきかを理解するのに苦労した経験があります。そのような状況で、私が大いに助けられたのが、先生や先輩のアセスメント例を見て学ぶことでした。例を見ることで、「これが正しい書き方だったのか！」と気づき、アセスメントの書き方がすぐに頭の中で整理されました。

具体例を見て学ぶことは、理解を深め、知識を広げるのに非常に役立ちます。さらに、日本語の表現方法やフレーズについても学べるため、文章力向上にもつながると思います。

ぜひこのブログを参考にして、ご自身のアセスメント力の幅を広げる糧にして頂ければ幸いです。

当ブログの内容は、ご自身の課題や実習への使用に限り、自由に使用して良いです。ただし、あくまでも見本なので、自己責任で使用するようにしてください。

症状別アセスメントは、様々なケースで応用できると思います。看護計画もついているので、参考にしてくださいね！！

当ブログの内容を無断で複製・転用することは、許可していません。

著作権侵害に当たるので、他の方に見せたり、コピーして配布することは禁じます。

注意点を守って活用していただければ幸いです。

内容は適宜、最新の内容に更新します。

看護学生さんの力になれるレベルを目指して作成していますが、アセスメントや看護計画の作成時間は、事例によって異なりますので、確認する方によっては、一部不十分な部分がある場合があるかもしれません。

【サービス紹介】

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興味がある方は、気軽にご相談ください。

※ 時期によっては対応できないこともあるのでご了承ください。

【今回の情報】

患者名：A氏

性別：男性

年齢：65歳

＜現状＞

　A氏はⅡ型糖尿病の既往があり、薬物治療を受けている。今朝、突然意識が朦朧としてきたところを家族に発見され、救急車で病院へ運ばれた。到着時、彼は自我を保っているものの、言葉が少し支離滅裂で、特に時間や場所についての認識が乏しい状況であった。病院に到着しブドウ糖が投与され、血糖値は回復し意識も正常に戻った。入院し経過観察と低血糖の原因や血糖コントロールのための入院となった。今回血糖値が低下して意識障害に至ったことは初めてで、以前も説明は受けていたがA氏自身も低血糖時のことをあまり理解していなかった。

＜バイタルサイン＞

体温：36.7℃

脈拍：88拍/分

血圧：135/85 mmHg

呼吸数：18回/分

SpO2：98%

＜採血検査結果＞

血糖値：50mg/dL（通常値70～109mg/dL）

HbA1c：7.0%（通常値4.6～6.2%）

＜言動＞

A氏が「何が起こっているんだ？」と訴える一方で、息子が「父が朝食を抜いたようだ。」と教えてくれた。

この状況から、A氏は低血糖症を発症している可能性が高い。食事量の減少が薬物治療との関係により血糖値が下がりすぎることが考えられる。A氏の血糖値は通常値を下回り、意識障害の症状も見られるため、低血糖症のアセスメントが必要である。適切な治療と食事管理の再評価が急務となる。

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【アセスメント】

【S】

A氏「何が起こっているんだ？」

息子「父が朝食を抜いたようだ。」

【O】

患者名：A氏

性別：男性

年齢：65歳

病歴：Ⅱ型糖尿病、薬物治療中

現状：朦朧とした意識状態、時間や場所についての認識が乏しい

＜バイタルサイン＞

体温：36.7℃

脈拍：88拍/分

血圧：135/85 mmHg

呼吸数：18回/分

SpO2：98%

＜採血検査結果＞

血糖値：50mg/dL（通常値70～109mg/dL）

HbA1c：7.0%（通常値4.6～6.2%）

患者の言動：意識はあるが混乱している、「何が起こっているんだ？」と訴えている

家族からの情報：息子から、「父が朝食を抜いたようだ。」との情報提供があった

潜在的な問題：食事量の減少と薬物治療の組み合わせによる可能性のある低血糖症