【再掲】風邪タイプ別の漢方薬使い分け

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※よそのブログの再掲です

風邪には葛根湯、そう思い込んでいませんか?けれど葛根湯が効くのは風邪のひきはじめの極初期で、実は風邪の諸症状によって漢方薬は使い分けないと聞かないのです。そこで、ここでは風邪の諸症状別の代表的な漢方薬を紹介します。

・咳(特に長引く咳)

→麦門冬湯
喉を潤して咳を鎮める生薬が中心になって作られた漢方薬です。同じ咳止めに五虎湯がありますが、麦門冬湯は体力がない人でも使える咳止めです。

・喉痛

→銀翹散
喉の炎症をとる生薬を中心に作られた漢方薬です。特に、喉が痛くて口が乾いて水が飲みたいというときに合います。

・喉痛・喉の腫れ・痰

→桔梗湯
喉の炎症を鎮め、化膿をとる生薬2つで作られている漢方薬です。粉末タイプなら、お湯に溶かして、ゆっくり少しずつうがいをするように飲むとさらによく効きます。

・鼻水

→小青竜湯
体を温めて水分代謝を促進することで鼻水を抑える漢方薬です。くしゃみや花粉症などにも使えます。

・風邪のひき始めで、汗をかいておらず悪寒がして首肩がこる

→葛根湯
熱が出るか出ないかの瀬戸際の時、体を温めて汗をかかせて風邪を散らすのに使われる漢方薬です。これも白湯に溶かして飲むと効き目が早いです。
・風邪のひき始めで、体力があり、悪寒・頭痛・発熱があり、咳がして体の節々が痛い
→麻黄湯
葛根湯と似ていますが、葛根湯に向いている人より、体力がないと使えない漢方薬です。インフルエンザにも効くとされていますが、体力に自信がないなら、おとなしくタミフルなどを服用して経口補水液を飲んでいるのがいいでしょう。

これらの漢方薬は大きなドラッグストアで探せますが、なければハル薬局というサイトの通販で買えます。

ちなみに、これらの漢方薬はすべて、眠くなる成分を含んでいません。かなり重症の風邪ならともかく、やらなければいけないことのある人にとっては、この漢方薬の利点はありがたいことではないでしょうか。

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