これまでのシステム成績(2023年6月2日)

コンテンツ
マネー・副業
システム成績複利230602.png
システム成績複利230602G1.png
システム成績複利230602G2.png
システム成績複利230602G3.png
システム成績複利230602G4.png
システム成績複利230602G5.png

今週は日経平均株価が1.97%(607.91円)の続伸となり、先週に引き続きバブル崩壊後の最高値を更新しました。週半ばに下げたものの、週末に掛けて巻き返しました。
また、ベンチマーク20銘柄平均株価は0.16ポイント上昇して、昨年末比+9.29%となりました。

一方、システム平均成績は0.52ポイントの続伸で+0.23%となり、5月12日の週以来3週間振りのプラスとなりました。
順張り系は4.61ポイント、逆張り系は1.74ポイント、その他系は2.72ポイントの上昇となりましたが、過半を占めるオシレータ系が1.43ポイントの下落となりました。

株価上昇ペースは再び拡大し、来週は32千円台をうかがう展開になりそうです。
なお、週末時点の日経平均先物は、日経平均株価の終値に対して400円強上昇して終えています。早ければ週明けにでも大台に達するかもしれません。

チャートを見ると、順張り系は上昇基調、逆張り系は持ち直し、オシレータ系は下値模索、その他系は回復基調となっています。
また、ベンチマーク20銘柄平均株価は横這いとなっています。

個々の銘柄毎に見ると、全20銘柄の内先週と比べてプラスになったのは、丁度半分の10銘柄でした。合わせてベンチマークを上回ったのは、その内9銘柄となっています。
一方、ベンチマーク銘柄のプラスは、4割の8銘柄に留まりました。その中で、4183三井化学、6752パナソニックは5%以上の上昇でした。

システム成績では、4183三井化学、6752パナソニックに加え、6753シャープ、8002丸紅が5%以上の上昇となっています。
一方、7012川崎重工業は8.64%の大幅下落となり、年初来でも25.46%の大幅マイナスとなっています。

日経平均株価は直近が全て上昇トレンドとなり、特に最直近トレンドは全体で2番目の勢力となっています。
このペースで上昇が続くと、最短で今月末には中期上昇トレンドのレンジ上限である、33千円台に達するかもしれません。

ドル円は、直近に下降トレンド9が発生しましたが、これは今のところ考慮する必要はありません。直近上昇トレンド1及び4が、今後の推移を占うことになります。
このペースで上昇が続くと、夏場には再び150円をうかがう展開になりそうです。

さて、今年のシステム運用銘柄についてですが、今回は7752リコーについてご紹介します。この銘柄を用いたシステムは2019年10月29日に設計しました。最適パラメータは細かな遷移はあるものの、概ね10年近くに渡って安定しています。
次図は、同銘柄の裏デイトレんシステムの資産カーブです。

システム成績複利230602G6.png

今年に入ってこれまでの収益率は、複利で-18.53%と低迷しています。株価は+15.59%と好調で、システム成績を大きく上回っています。
年率リターンは15.08%で決して大きくありませんが、平均リターンの16.75%との差は小さいため、安定性は良好です。

資産カーブは上昇基調を続けているものの、直近の急落によって管理限界を下抜けてしまいました。
直近ドローダウンは32.1%に達し、最大ドローダウンである39.1%に迫っています。

システム成績複利230602G6b.png

なお、上図に示すように、4月末まではシステム成績が株価騰落率を上回る場面もありましたが、3月以降続いている売り保有中に株価が高騰したことで、成績を大きく崩しています。GW明けの株価急落局面では、不覚にもキャッシュポジションとなっていました。

次図に、このシステムを複利運用した場合の資産推移を示します。資産残高は、起点日以降30年ほどで61.0倍になっており、直近最高値の89.9倍から32.1%の下落となっています。これは直近ドローダウンに相当します。

システム成績複利230602G7.png

チャートから分かるように、資産は2019年初めから2020年末に掛けて大きく下落しています。この時のドローダウンは、35.2%に達しました。直近の下落要因が同じようなものであるならば、そろそろ回復に期待したいところです。
ただ、今回の下落はかなり急峻であり、しかも管理限界を大きく割り込んでいることから、回復は難しいかもしれません。

また、複利運用では、売りシステムはあまり機能せず、買いシステムが優勢になっていることが分かります。
これは、次図に示す累計損益チャートでも同様の傾向が見られることから、売りシステムのバラツキが大きいというよりは、期待値そのものが小さいと考えられます。

システム成績複利230602G8.png

ただ、直近における株価水準は起点日時点とあまり変わらないにも関わらず、累計損益は増加を続けていることから、システムとしては比較的良く機能していると言えます。
しかし、直近においては累計損益の増加率が鈍ってきていることがうかがえ、特に買いシステムの停滞が気になるところです。


⇒Kフロー ブログ



サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す