これまでのシステム成績(2023年5月26日)

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今週は日経平均株価が0.60%(185.33円)の続伸となり、先週に引き続きバブル崩壊後の最高値を更新しました。週半ばに大きく下げたものの、週末に挽回しました。
また、ベンチマーク20銘柄平均株価は0.11ポイント下落して、昨年末比+9.13%に後退しました。

一方、システム平均成績は0.02ポイントの反発で-0.29%となり、ようやく下げ止まりの兆しが見えました。順張り系は0.57ポイント、逆張り系は2.11ポイント、その他系は0.37ポイントの下落となりましたが、過半を占めるオシレータ系が1.02ポイントの上昇となりました。

今週前半まで続いていた一方的な株価上昇が一旦止み、システムの多くに見られたシグナルの張り付きが、やや和らぎました。
ただ、週末時点の日経平均先物は、日経平均株価の終値に対して600円程度上昇して終えています。週明けは再び大幅な株価上昇となるかもしれません。

チャートを見ると、順張り系は上昇一服、逆張り系は下落基調継続、オシレータ系は下げ止まり、その他系は下げ止まりの兆しとなっています。
また、ベンチマーク20銘柄平均株価は頭打ち傾向となっています。

個々の銘柄毎に見ると、全20銘柄の内先週と比べてプラスになったのは、5割5分のの11銘柄でした。合わせてベンチマークを上回ったのは、その内10銘柄となっています。
一方、ベンチマーク銘柄のプラスは、3割の6銘柄に留まりました。その中で、2802味の素、7012川崎重工業は5%以上の上昇でした。

日経平均株価は直近に弱い下降トレンドがあるものの、依然として上昇トレンドが勢力を維持しています。
このペースで上昇が続くと、秋口までには中期上昇トレンドのレンジ上限である、33千円台に達するかもしれません。

ドル円は、先週末とは異なり中期上昇トレンド1及び3が勢力を回復し、勢力2位は直近上昇トレンドとなっています。これは直近上昇トレンド6と相まって、最近のドル高傾向を支えています。

さて、今年のシステム運用銘柄についてですが、今回は7751キヤノンについてご紹介します。この銘柄を用いたシステムは2019年12月3日に設計し、最適パラメータは直近まで11年ほどに渡って安定しています。
次図は、同銘柄のRSI逆張りシステムの資産カーブです。

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今年に入ってこれまでの収益率は、複利で-6.59%と低迷しています。株価は+21.62%と好調で、システム成績を大きく上回っています。
ただ、年率リターンは23.76%と高く、平均リターン24.55%との差も小さいため、安定性は良好です。

資産カーブは上昇基調を続けており、管理限界のレンジ内で推移していますが、レンジの下限付近に張り付いていることが不安材料ではあります。
直近ドローダウンは18.7%であり、まだ問題になるレベルではありません。

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なお、上図に示すように、3月末まではシステム成績は株価騰落率を大きく上回っていましたが、それ以降、システムは売り保有が続くと、上昇基調に転じた株価との差が徐々に縮まり、4月末以降の株価急騰で完全に騰落が入れ替わってしまいました。

次図に、このシステムを複利運用した場合の資産推移を示します。資産残高は、起点日以降30年ほどで535.8倍になっており、直近最高値の658.6倍から19%ほどの下落となっています。

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チャートから分かるように、比較的順調に資産残高が増加していることが分かります。所どころ、急峻なドローダウンが見られますが、比較的短期間で解消しています。
複利運用では、売りシステムはあまり機能せず、買いシステムが優勢になっていることが分かります。

次図に示す累計損益チャートを見ると、株価は2007年夏をピークに減少傾向が続いていますが、それでも起点日の水準を上回っています。
その間、単株基準の資産残高は、概ね右肩上がりで直線状に推移しています。

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複利運用時では、売りシステムはほとんど機能していませんが、単株運用では買いシステムに近い水準で機能していることが分かります。
これは、売りシステムにおける安定性が、買いシステムよりも低いことを物語っています。


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