これまでのシステム成績(2023年4月28日)

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今週は日経平均株価が1.02%(292.07円)の続伸で昨年末比+10.58%、ベンチマーク20銘柄平均株価は2.08ポイントの続伸で、昨年末比+8.45%まで上昇しました。
日経平均株価とベンチマーク20銘柄平均株価は、共に年初来高値を更新しました。

一方、システム平均成績は1.69ポイントの大幅続落となり、年初来成績はプラス0.62%まで後退しました。全てのシステム系が下落し、特にその他系は2.99ポイントの大幅続落となりました。

直近の買い保有システム数はわずか5個でした。今週は5個もしくは4個で推移し、完全な売り優勢の状態でした。
システムとしては、現時点において、市場は明らかに買われすぎと判定しているわけです。

この状況から脱却するためには、市場の過熱が収まって価格調整に入るか、システムが買い優勢に転じるか、のいずれかが必要となります。
しかし、これら2つが同じタイミングで発生すると、いわゆる往復ビンタ状態になってしまいます。それだけは避けたいところです。

チャートを見ると、順張り系と逆張り系は下げ始め、オシレータ系とその他系は下落基調を強めています。
一方、ベンチマーク20銘柄平均株価は上昇基調を継続しています。

個々の銘柄毎に見ると、全20銘柄の内先週末比プラスとなったのは、2割5分の5銘柄まで減少しました。合わせてベンチマークを上回ったのは、4301アミューズが2.63ポイント、8002丸紅が3.14ポイントのわずか2銘柄となっています。

一方、ベンチマーク銘柄のプラスは、8割5分の17銘柄となりました。1821三井住友建設が1.68%、6752パナソニックが1.44%、8002丸紅が1.25%の下落となっています。
しかし、上昇率が平均を上回ったのは9銘柄に達し、中でも7751キヤノンが8.63%、7752リコーが7.25%の大幅上昇となりました。

日経平均株価は週末終値で年初来高値を更新しました。ただ、直近上昇トレンドの上昇ペースはやや弱まり、3万円台を回復するかもしれない時期は、5月下旬~6月中旬に後退しています。

ドル円は、中期上昇トレンド1~2が勢力を維持していますが、同3は先週末時点の直近上昇トレンド4に取って代わられました。
ドル円推移は上昇(円安)基調を強めていますが、150円台に達することがあるとしても、よほどのサプライズがない限り、それは早くとも秋以降になりそうです。

さて、今年のシステム運用銘柄についてですが、今回は7211三菱自動車についてご紹介します。この銘柄を用いたシステムは当初2020年2月21日に設計し、最適パラメータは20年以上に渡って変化していないという、驚異的な安定性を誇っています。
次図は、同銘柄のVWAP順張りシステムの資産カーブです。

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今年に入ってこれまでの収益率は、複利で-19.29%と絶不調です。株価も+0.98%と苦戦していますが、3月上旬には15%ほどのプラスまで上昇していました。
システムはその間、売り保有状態が続き、3月中旬以降の株価急落局面で一時、買いに転じるなどチグハグな動きが続いています。

資産カーブは、最適パラメータが設定された2003年初頭から、右肩上がりの推移が続いています。
2011年は大幅な資産下落がありましたが、その後急速に回復し、以前のトレンドに戻っています。

全体的に荒い推移となっていますが、年率リターンは20.68%と比較的大きく、平均リターンの24.67%と比べても遜色ありません。
これは、資産カーブの見た目の粗さほどには、ドローダウンは大きくないことを示しています。

次図に、このシステムを複利運用した場合の資産推移を示します。資産残高は、起点日以降30年弱で230倍ほどになっており、直近最高値の300倍ほどから23%余り下落しています。

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チャートから分かるように、資産カーブから懸念されたほどには、ドローダウンは大きくありません。
過去に50%を超えるドローダウンが3回ほどありますが、その内の一つは2011年の急落によるもので、残り2回はそれよりはるか以前の2001年と2004年に生じています。

次図に示す累計損益チャートでは、当初1万円近くあった株価が、直近ではわずか500円ほどまで急減していることが分かります。
ちなみに、株価の起点は8,850円、直近では515円となっており、30年ほどで17分の1にまで下落しています。

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上図に示すように、単株基準では売り収益が買い収益の2.7倍ほどになっていますが、複利基準では1.7倍ほどとなっています。
単利基準ではその差はさらに縮まり、1.2倍ほどとなります。

このシステムでは、その銘柄の特性上、売りシステムが有効となっていますが、実際の株価推移ほどには売りの効果は大きくなく、特に直近1年ほどは買いシステムの優位性が高まっています。

このシステムの大きな特徴として、買い資産カーブの推移が階段状になっていることが挙げられますが、詳細については割愛します。
ただ、残念ながら直近蹴上期間は既に終了し、現在は踏板期間に入っていると思われます。

ところで、先週触れたチャットGPTの専用オペレータですが、プロンプト・エンジニアと称して既に存在しているようです。
現在、同エンジニアの争奪戦が繰り広げられており、年収4千万円ほどの高額契約を提示される事例もあるとのことです。

ただ、このプロンプト・エンジニアでさえも一過性に過ぎず、チャットGPTがより進化すると、そのような専門職さえ必要なくなるのではないかと言われているようです。
それでも、魅力のある仕事であることに変わりはなく、今後、同エンジニアを目指す人が急増することは間違いなさそうです。

プロンプト・エンジニアは、問題の分析や判断能力に加え、対話(コミュニケーション)能力にも長ける必要があると考えられることから、チャットGPTの操作に限らず、一般的なマネジメント能力に優れることが重要だと思われます。

当たり前の話ですが、そのような人材は極めて貴重であり、言葉を変えれば、チャットGPTという有能な部下を自在に使いこなす、優れたマネージャであると言えるでしょう。
優良な企業であればあるほど、そのような人材を是が非でも獲得したいと考えるのは、ごく自然なことです。

最後に、来週はゴールデンウィークの最中であり、株式市場の立会日が2日間しかないこともあって、ブログの更新を休ませていただきます。何卒ご了承ください。
ちなみに、再開は5月第2週の週末を予定しています。また、出品サービスについては、必要に応じて別途告知いたします。


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