これまでのシステム成績(2023年4月21日)

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今週は日経平均株価が0.25%(70.90円)の小幅続伸でしたが、ベンチマーク20銘柄平均株価は1.44ポイントの続伸で、昨年末比プラス6.37%まで上昇しました。
ちなみに、日経平均株価は昨年末比9.47%のプラスとなっています。18日には年初来高値を更新し、+9.83%に達しました。

一方、システム平均成績は0.46ポイントの続落となり、年初来成績はプラス2.31%まで後退しました。順張り系のみ1.03ポイントの上昇となりましたが、他は下落しました。特にその他系は、1.78ポイントの大幅続落でした。

チャートを見ると、順張り系は底練り、逆張り系とオシレータ系は頭打ち、その他系は下落基調となっています。
一方、ベンチマーク20銘柄平均株価は上昇基調となっています。

個々の銘柄毎に見ると、全20銘柄の内先週末比プラスとなったのは、4割5分の9銘柄に留まりました。合わせてベンチマークを上回ったのは、5銘柄となっています。特に7203トヨタ自動車が、1.94ポイントの拡大となっています。

一方、ベンチマーク銘柄のプラスは、8割の16銘柄となりました。先週急騰した8002丸紅は1.19%の反落となりましたが、7581サイゼリヤが5.18%の上昇となっています。
しかし、上昇率が平均を上回ったのは9銘柄に達し、全体としては日経平均株価の上昇率を上回りました。

日経平均株価は一時年初来高値を更新したものの、上値の重い展開となっています。ただ、直近トレンドは上昇ペースを強めており、3万円台を回復するかもしれない時期は、5月始め~6月中旬に早まっています。

ドル円は、中期上昇トレンド1~3が依然勢力を保っていますが、直近上昇トレンド4が勢力を拡大しています。
ドル円推移は3月末までの下落基調から持ち直し、中期上昇トレンドのレンジ内に留まっています。

さて、今年のシステム運用銘柄についてですが、今回は7203トヨタ自動車についてご紹介します。この銘柄を用いたシステムは当初2019年10月4日に設計しましたが、その後再最適化を行うも、結局、当初設定した最適パラメータを踏襲しています。

本システムにおける最適パラメータの安定性はけして良好ではありませんが、当時は資産カーブの直線性を重視して決定しました。
そのため、現状が必ずしも最適という訳ではないかもしれません。
次図は、同銘柄のRSI逆張りシステムの資産カーブです。

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今年に入ってこれまでの収益率は、複利で+15.29%と好調です。3月前半の株価急落時に売りに転じ、その後の反発時には買いに転じ、更に4月の急落時には再び売りに転じています。
一方、株価は-0.58%と低迷しており、システムに大きく水を空けられています。

ただ、資産カーブはレンジの上限付近を推移しており、今後も今のペースでの上昇が続くかどうかは分かりません。
平均リターンは16.10%とけして大きくはなく、今年はすでにその水準まで達しています。

このシステムの年率リターンは13.52%と小さく、複利効果は限定的です。2012年から4年強に渡って大きなドローダウン期間にあり、そのことが年率リターンに影響しています。
次図に、このシステムを複利運用した場合の資産推移を示します。資産残高は、起点日以降30年弱で41倍ほどになっており、現在更新中です。

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このシステムは、買いシステムが非常に優勢であり、次図に示す累計損益チャートでも売りシステムに大きく差を付けていることが分かります。
裏を返せば、売りシステムがもっと良く機能していれば、システム全体の成績は大きく向上することになります。

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分割調整後株価水準はこの30年ほどで1,500円近く上昇しており、堅調に推移してきていることが分かります。株価の起点は358円であり、直近では1,802円と約5倍になっています。
一方、システムでは着実に収益を積み重ね、単株基準で15倍ほどになっています。

ところで、チャットGPTの台頭により、改めて「聞く力」の重要性を痛感しています。チャットGPTに対する質問の仕方によって、その回答の「品質」は大きく異なってきます。
やり様によっては、コンピュータウイルスさえも造り出すことができるのです。

チャットGPTに限らず、「聞く力」は非常に重要です。「聞く力」といえば阿川佐和子氏の著作が有名ですが、その内容については残念ながら存じ上げません。したがって、同氏の言う「聞く力」とは、多少異なるかもしれません。

しかし、ある意味極めて客観的な存在であるチャットGPTから、有意な回答を得ようとするために、いかにして聞くかは、非常に大きな意味を持つことになります。

よくよく考えてみれば、国会議員の最大の仕事の一つは、政府に問い質す、すなわち「聞く」ことだと言われます。
それによって、有意な回答を引き出し、社会に強い影響を与えることになります。これは議員さんに限らず、一般社会人や学生などにも言えることです。

聞くことによって初めて分かることもあります。また、互いに考えを深めることもあります。
聞き方によって、その後のワークフローにプラスになる事もあれば、マイナスになる事もあります。

いずれにしても、「聞く」ということは人間社会にとって極めて重要な営みであり、それを拒んだり適当にあしらったりすることは、大きな損失となるでしょう。

チャットGPTの普及によって、消えていく仕事があるかも知れません。その代わり、今後は専用オペレータという「聞く力」に特化した、新たな職種が生まれてくることになりそうです。

そういえば、「聞く力」を大いにアピールしている、某国の某首脳がいたような気がします。


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