一度は生で見たい世界の美景~vol.7~

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バガン遺跡(ミャンマー)

 仏教国ミャンマー、その人々が一度は訪れたいと願う仏教の聖地がバガンです。ここはミャンマー初の統一王朝であるバガン王朝の都として、11~13世紀に繁栄しました。約40平方キロにわたる平原には、現在でも3000基ほどのパゴダ(仏塔)や寺院が立ち並び、その姿はまさに圧巻!この遺跡は、カンボジアのアンコール・ワット、インドネシアのボロブドゥールとともに「世界三大仏教遺跡」のひとつになっています。
 ここでは日本で広まった大乗仏教ではなく、上座部仏教が布教されました。この仏教の大きな特徴が喜捨(きしゃ)という行い。ちょっと難しい言葉ですが、「功徳(くどく)を積むために金銭や物品をお寺や困窮者に差しだすこと」という意味だそう。現世で喜捨をして功徳を積むことによって、来世ではより良く生まれ変わることができると信じられています。そのためバガン朝建国時は、王族がまずパゴダを建て始めました。それから仏教が広まるにつれて大臣や役人たちが、さらには一般人までもが功徳を積むために競うように建てられました。

 現在、クーデターによって国家権力を国軍に掌握されたミャンマー。1日も早い民主復権を祈るばかりです。

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