生きづらさとの付き合い方①未知のことへの不安

記事
コラム
あなたの幸せの芽を育てたい。
公認心理師のyuriです。

今日の昼間、珍しく家の周りに
靄がかかっていました。
靄が濃いと、運転するのに怖い。
先が見通せないから、何があるか
分からないから怖いですよね。

これは、目で見て分かるという意味だけ
ではなく、「先のことが想像できない」
という心の中の見通しについても
同じことが言えます。

極端なことを言うと、
「死」は誰にも分からないから
怖くて不安になる。

そこまでの話ではなくても
「分からないから不安」ということ。

分からなくても
A「何とかなるさ~」と思える人と
B「どうしよう…」と不安になる人
がいます。

Bの人には、Aの人の不安は
なかなか理解しにくいかもしれない。

例えば
運動会や発表会のように
いつもとは違う一日が
どうしても苦手な子がいます。

参加する種目や、発表の内容は
練習をしているためできるのに
当日は参加できない子。
これは「いつもと違う」から。
「分からない」が増えるから。

そこに、プレゼントを開ける前の
ような楽しみにしている「ワクワク」
の気持ちがあると、「分からない」
も楽しみを大きくするのですが。
「ちゃんとしないと」という
真面目さが、恐怖感を強めます。

気にならない人からすると
そんなことで?ということにも
大きな不安を感じてしまうのです。

そんな時は、
先のことを想像するためのお手伝い
があると、楽になる人がいます。
目で見て理解すると安心するのか
詳しく説明されて安心するのか
実際に試してみて安心するのか
人によっていろいろですが。

ここで私が大事だなと思うのは
安心できる場で
「分からないことはある」
「AかもしれないしBかもしれない」
を繰り返し経験すること
だと思っています。

安心が担保されない場では
どんなに頑張っても、しんどいです。
不安だし、怖い。
無理をすれば体が悲鳴を上げます。

それは、大人も子どもも一緒。
分からないことに不安を感じながら
肩にグッと力を入れながら
日々を過ごしている人へ。
それだけで、十分頑張っています。

もし、心が折れそうになったときは、
信頼できる人、安心できる人に、
自分の思いを吐き出してくださいね。

今日よりも素敵な明日のために。
幸せの芽を一緒に育てていきましょう




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