この解説は次の人に役立ちます。
・不安、ストレスで毎日つらい
・ストレス詰めで、頭が働きにくい
・ストレスに強くなりたい
ペンを持って戦う。政治記者と似たような戦い方をします。
ここではエクスプレッシブ・ライティングの効果ややり方について解説します。
不安な気持ちの改善
日々、生活する中で私たちは不安なことがかならず出てきます。
「子どもが入学するけど、うまくやっていけるのかしら」
「今度のプレゼンが成功しなければ、仕事があやうくなる」
「来週からテストなんだけど、全然集中できない」
など細かく考えると沢山あります。
エクスプレッシブ・ライティングを毎日行うことで、すべての不安が解消されるわけではありませんが、気持ちを改善することは可能です。
わずかな時間ですが、不安な気持ちを紙に書き出すことで、頭の中に溜めておかず、気持ちの整理を行うことができます。
記憶(ワーキングメモリ)が上昇
上で述べたような不安な気持ちと、記憶力には脳の中で強い関連性があります。
大脳の中で記憶を司る海馬は、感情を扱う大脳辺縁系と密接に関連し、記憶の操作を行います。
事件や事故、天災に遭った時、人は強い不安・恐怖にさいなまれます。そんな時、人によっては記憶がなくなってしまう人もいます。
エクスプレッシブ・ライティングを行うことで、感情の整理ができ、海馬の力を十分に引き出すことが出来ます。
感情のコントロール(レジリエンス)能力が身につく
日常的なストレスにさらされると、気持ちが落ち込むこともあります。
仲が良い友達がいれば
「大変だったなぁ、そんなこともあるよ」
「次、またがんばろ」と言って慰めてくれることもあるでしょう。
でも、いつも友達がそばにいてくれるわけではありません。落ち込んでも聞いてくれる人がいないと寂しいですよね。
きっとほかの仕事にも影響を与えてしますかもしれませんね。
ここでエクスプレッシブ・ライティングです。エクスプレッシブ・ライティングをすることで、感情のセルフコントロール能力(レジリエンス)が身につきます。
認知機能の改善
ここまで述べてきたことを踏まえ、気持ちや記憶をコントロールする力が付いてくると、認知機能全体が改善してきます。
自動車運転など注意を払うこと、仕事での出来事を記憶すること、またそれらを言葉で説明すること、これからの出来事を推測すること、効率よく日常生活を送ることなど、エクスプレッシブ・らいで認知機能の改善は多岐に及びます。
ストレスが軽減、耐性が身につく
最終的にたどり着くことはここでしょう。
日々、生活していく中でストレスとは縁は切れません。
少しでもストレスが軽減するだけでなく、新たなストレスに対しても耐性が身につきます。
エクスプレッシブ・ライティングのやり方
エクスプレッシブ・ライティングのやり方は、実に簡単
1日たったの!たったの!たったの8分です。毎日8分間だけ取り組んでみましょう。
「何を取り組むの?」
準備物はたったの!たったの!たったの紙とペンのみ。
それでは始めてみましょう!
不安なこと、ストレス、イライラ、モヤモヤ、憂さ・・・を全て書きなぐります。
「あの、クソ上司が、なにがでくの坊だ!お前の方が〇×△なくせに、?ΘΔΣにしてやろうか・・・」
はい!8分間終了です。すべてを書きなぐっていたら、きっと8分では物足りません。
どうぞお続けください。論文上では8分から20分で効果が出ると言われています。すっきりするまで続けてください。
おわりに
これまでエクスプレッシブ・ライティングの効果ややり方について解説してきました。皆さんの仕事や学校生活、人間関係がよりよくなるように願っています。ぜひ、お試しあれ。