手仕事のぬくもり感じる空間コーディネート🧵🪡コーディネートの進め方はなし○

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こんばんは! atelier usagiです🌼



本日は、以前コーディネートのご依頼をいただいた『手織り教室』のご依頼主様にご協力をいただき、実際に依頼からプラン納品までの流れをみなさまに知っていただけたらと思います◎

インテリアのコーディネート依頼をしたいけど初めてで、どのように進めていくんだろう?と疑問に思っている方も多いかと思います。

コーディネーターに依頼したらどんなことが解決できるかを実際の事例を交えながらおはなしいたします。



①ご依頼内容

【依頼内容】
布小物の販売と手織りや手縫いの教室をするため、既存のお部屋に合ったインテリアの提案をしてほしい。
教室を行う使用予定の部屋には現在、さまざまな和調家具や絵画や照明などがあります。インテリアのセンスがないため、どれを取り除いて、どんなものを新たに入れたら好みの雰囲気に近づけて統一感を持たせることができるのか、提案をいただきたいと思いました。

【理想のイメージ】
・カラフルな手織りと織り機のナチュラルな木のイメージを生かすインテリア。
・打ちっぱなしコンクリートの壁や、今の部屋の雰囲気に合わせたインテリア
・アットホームでおしゃれなインテリア
大規模なリフォームはできません。できるだけ現状の雰囲気を生かしたままで、あたたかくアットホームでおしゃれな雰囲気に変身させたいです。

以上がご依頼主様からのご依頼内容とご要望でした^ ^


②コーディネート前準備

現状のお写真を見て、まずは既存のもので使えるもの、使えないものの仕分けを行います。
また、ご要望内容と照らし合わせてどうしたら理想に近づけるかを考えます。

図面や現況写真の共有
まずはご依頼と同時、もしくはプラン作成前にヒアリングと寸法、間取りのまかるお写真や図面を共有していただきます。
図面や間取り図がない場合にはお写真だけでも構いません!

共通のイメージと認識
こんなイメージのもの気に入ってもらえそう、これは好みではなさそうなどといったご依頼主様のお好みの系統や依頼時には見えてこない部分のヒアリングしながら確認します。

コンセプトを決める
今回の場合には、【手織り教室】【カラフルな糸】【温かみのある】これらのキーワードをまとめて【手仕事のぬくもり感じられる空間】をコンセプトにコーディネートに落とし込みました!

【補足】
コーディネートする上で、そもそもご依頼主様とイメージのずれがあってはせっかく考えたものが無駄にもなってしまいますし、ご依頼主様にイメージと全く違うプランが出てくるのはうれしいことではありません。これらを避けるためにもコンセプトの設定は重要ですね。


②納品物の作成

プランボード(コーディネートボード)
ご依頼主様とコンセプトの共有がすんだら、実際の家具選定に入ります。
ここでは、先ほどの【コンセプト】を軸にインテリアを選びます。
イメージが一目で伝わりやすいように、インテリアのみならず、小物まで、お写真を集め、1枚のシートにまとめます。

ここのプランボードでお伝えしたいのはあくまで雰囲気です。
家具の木目の色味や形、素材などがまとまっていると家具の写真単体で見るより、あっているか、あっていないか、好きか嫌いかがわかると思い、このような方法でご提案させていただきます◎

その他、ご要望があれば、実際にどこにどの家具を置くかの配置までご提案いたします。

購入品リストの作成
ご依頼主様自身でインテリアをご購入していただくプランだったため、買い忘れのないように購入品先のURLをまとめたシートを作成いたしました。

・商品/購入先/金額/UR
以上の項目を箇条書きに並べ、お伝えさせていただいております!

④コーディネートのポイント

カラフルな手織りと織り機をいかす
『手織り教室の』現況写真を見せていただいた時に糸棚がとてもカラフルで素敵な印象がありました。
道具の一つではありますが、このカラフルな糸を活かすコーディネートができたらと思い、糸用の棚を1つ追加いたしました。

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ローテーブル
「クラスにより、みんなでテーブルを囲んで作業(手縫い)することもある」ということで丸型のローテーブルを提案させていただきました!
脚が折り畳めるため織り機を使う時には場所をとらず収納が可能です。
四角に比べ、丸の方が曲線が優しく温かい印象をもたらします。
また、特徴的な丸が珍しいため、「あのテーブル!!」と教室のイメージを持ってもらいやすいです。
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1人掛けソファー
ナチュラルカラー木目かつ、背もたれが塞がっていないタイプのものを提案させていただきました。全体がファブリックのものだと重量があり移動が大変、また塞がっていないことで向こう側が見えて広々と感じます。
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ラダー
作品をのディスプレイにもおすすめのラダー。
全てがキャビネット型だと場所もとり、角ばった印象になります。
ラダーはイベントにも持ち出せたり、看板をかけたり、什器として使ったり、さまざまな使い方ができ、且つ見た目も古道具のような可愛らしい印象を与えるのでおすすめです。
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カーテン
元々がアルミブラインドだったため、リネンのカーテンを提案いたしました。アルミブラインドはモダンでシャープな印象を与えます。リネンはこだわりの国産のもので、手仕事が感じられるものに。それでもメーカー品のため比較的お値段は当てごろです◎
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歴史ある国産の麻織物「近江の麻(オウミノアサ)」
豊かな自然に恵まれた、琵琶湖周辺の湖東地域で作られる「近江の麻」は、日本でも有数の麻のブランドです。日本の伝統技術と高い品質を受け継いだ歴史のある麻織物でできたカーテンシリーズです

その他ディスプレイ用雑貨など
今回はIKEAの比較的リーズナブルなもので提案させていただきました!
IKEAはフラワーベースやカゴなどが種類豊富でおすすめです◎

⑤納品

プラン、購入品リスト共に、ご納得いただけましたら納品とさせていただきます📝


以上がざっくりとしたご依頼から納品までの流れとなっております!


今回は『手織り教室』のご依頼主様に掲載の許可をいただき、コーディネート例と流れをまとめさせていただきました!

まだ具体的なイメージが固まってない方もいらっしゃるかと思います。
ヒアリングを通して、一緒に好きなものを見つけていきながら進めていきますのでご心配はありません。

 atelier usagiではTONE(アンティークを使ったコーディネート)のほか
natura.(比較的お求めやすい家具を中心にコーディネート)のサービスもございます。

また、住宅、店舗問わず、ご相談を承っておりますのでぜひお気軽にお問い合わせください。


本日もご覧いただきありがとうございました。

                            atelier usagi.



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