神さまと妖怪

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コラム
先日、テレビで妖怪特集をしていましたが、妖怪は実在していると思います。

私が敬愛していて、今は天に召された霊能者の方のお話によると、妖怪のすべてではないにしろ、ほとんどの妖怪は、今の神社の祭神さまたちが降臨してくるまでは、神さまとして祀られていた存在で、しだいに祀られなくなり「零落」していかれた存在だとのことです。

人に悪さをしてくる妖怪は、祀り落とされた古来の神さまとしての怒りなのかもしれません。

ですから、「ゲゲゲの鬼太郎」はある意味、ほんとうのお話かもしれません。
アマビエという妖怪は、過去に流行病になった日本において、私の姿を描いて飾れば流行病から守られると話したと記録にあります。
それは日本各地におなじ記録が残っています。

座敷童も、家に住み着くとその家が繁栄していく、幸運がもたらされるとされています。

まるで神さまのようなことをされている妖怪?です。
そうした、人のために力を尽くしてくれた妖怪はたくさんいます。

たくさんの河童が広い川に架ける橋をつくる土木作業を手伝ったという話もあります。

霊能者の方のお話によると、祀られなくなった古来の神さま、妖怪化された存在は仏教が伝来したさい、「日本仏教」の祀られた仏神にとりこまれていったといわれています。
日本の仏教は神道に大きな影響をうけています。
ほかのアジアの国では、仏壇はありません。
神道の祖霊舎を参考につくられたのが仏壇だともいわれています。

日本仏教の仏神は見た目が怖い感じですが、情のあつい神さまたちです。

神社や仏閣に参拝して願うだけ願って、願いが叶ってもお礼参拝をしない、感謝しないというのはよくないです。そうした一部の人たちの恩知らずの人たちが、古来の神さまを妖怪にしてしまったのかもしれません。祀り落とされた哀しみ、怒りが妖怪の姿にしてしまったのかもしれません。

               (了)

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