中小企業診断士受験事件簿

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お久しぶりの更新です。

8月の5日、6日と二日間にかけて中小企業診断士の一次試験が行われました。
受験された皆様、大変お疲れ様でした。

今回は台風の影響で沖縄地区での試験が急遽取りやめになったりと、
例年に劣らず波乱を巻き起こしていたようです。
何とか沖縄地区の受験生に対する救済措置を与えて頂きたいものです。

合計学習時間1000時間以上が求められるこの試験。
私も学習を続けてきて感じたのですが、心に余裕がない方も多く、
いろいろな事件が起きやすいです。

今回は私が体験した事件簿をいくつかご紹介させて頂きます

①机揺らしファイト
診断士受験は会場によっては横長の机に二人とか間隔をあけて座らされるんです。そうすると、ちょっとした貧乏ゆすりや消しゴムで消す動作が知らず知らずの間に相手にダメージを与えることがあります。私の時は後ろの方がかなりダメージを食らっていたようで、(確か科目は企業経営理論だったと思います)終了後、

「てめぇ揺らしたろ!!!」

30代前半くらいの男性が同じく30代前半くらいの男性にブチぎれていました。相手も「揺らしてねぇよ!!」と引かず一触即発の雰囲気にはなっておりましたが、ずっと観察する勇気もなく、巻き込まれないうちにササっと逃げてきました。穏やかじゃないですよね。揺らした側としては、相手に配慮した行動を取っていただきたいですし、揺らされた側としてはそれくらいで精神が乱されるようでは受験界ではメンタル修行不足です。

②ウェアラブル端末問題
試験が始まる前に試験監督からウェアラブル端末は外してください、との指示が毎回あります。なお、どうもこのウェアラブル端末という言葉は言いにくいそうで、毎回皆さん噛みそうになりながら説明をしています。
不正防止の観点からNGだそうなのです。これも体験談なのですが、(確か経営情報システムの)試験終了後にマークシートを回収する時間がありました。
皆さんの日ごろの成果を込めたマークシートです。そしてある方のマークシートを回収しようとした試験監督が言いました。

「あなた、失格です」

ぽかんとする受験生。30歳くらいの男性でした。

試験監督が指さすその先には・・・

ポケットからはみ出たウェアラブル端末

もちろん不正に使っていたわけでもないですし、
さすがに受験生も納得がいっていなかったらしく
しばらく抗議しておりましたが、結論は覆らず、この科目は0点となり
+1年のアディショナルタイムを強いられるのでした。

ウェアラブル端末怖すぎです。

③会社の上司と遭遇事件
会社ではそんなに診断士の受験はオープンにしておりませんでした。
そもそも資格学習に熱が入っているような組織風土でもないですし、
会社の為というより自分の為のチャレンジでしたので。

そんな中1次試験を受けたとき・・・

!?

二つ隣の席に会社の上司がいました

当然お互い受験をしていることは知りません。全くの偶然です。

ちょっとマニアックな店で知り合いと遭遇してしまったような、
そんな不思議な感覚に陥りました。

挨拶がてらお話をしましたが、上司はこれが初めての受験だそうでした。
受験歴は私の方が少しお兄さんです。

でもこれも何かのご縁です。こちらとしてもまさか同じ志を持った方が
こんな身近にいたなんて・・・と、とてもうれしい気持ちになりました。

そして結果ですが・・・

上司:1次試験2次試験ストレート合格

自分:不合格、いざ無間地獄へ・・・

おかしくないですか??

以降会社で上司が私に対して少し優しくなった気がします。
哀れみでないことを祈るのみです・・・。

以上、私が体験した診断士受験事件簿でした。
何かにチャレンジするといいことも悪いことも起きやすくなります。
これを楽しむ気持ちが人生を華やかにしていくのでしょう。

もし少し診断士に興味を持たれた方がおりましたら財務会計においては
簿記1級の知識も活用して精いっぱいフォローさせて頂きます。
必要に応じてご相談くださいませ。



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