簿記や診断士の財務会計を学んでいる方々に頭の体操として問題をご用意いたしました。宜しければ是非チャレンジしてみて下さい(模範解答は有料です)
1. D社が新たに購入した土地、及び建物は耐用年数終了後、 100千円の原状
回復費用が発生すると見込まれる。その際に固定資産取得の際に①計上さ
れる勘定科目 (負債 と 及び金額②実際の発生額が 110 千円であった場
合の差額計上の際の勘定科目(費用)と金額を答えよ。※便宜上貨幣の時
間価値は考慮しない
2. D社は取引先の倒産 リスク に備えて貸倒引当金を計上する。引当金計上
が認められる取引の要件を答えよ。
3. D社はリース会社X社とリース取引を開始した。当取引がファイナンスリ
ースに該当するかどうかを判断する際の要件を 2 つ答えよ。
4. D社は保有資産をリース会社に売却し、新たに借り直す取引を開始した。
①当該取引の名称、及び②当該取引が与える財務上のメリットを答えよ。
5. D社 は令和 3 年4月より収益認識基準を任意適用することと した 。 D
社の店舗 X では、扱うブランド商品について、 商品が顧客に販売される
と同時に仕入先からの商品仕入を認識するといういわゆる消化仕入 を行っ
ている。原価 800 円の商品が 1000 円で販売された場合の仕訳はどのよ
うになるか。
6. D 社が第1期に購入した機械設備について、国庫補助金の申請が認められ
た為、圧縮記帳を行うこととした。圧縮記帳の目的を答えよ。
7. D社は研究開発型の企業である。研究開発に要した人件費、原材料費、固
定資産の減価償却費を研究開発費として処理している。研究開発費の会計
処理方法はどのようになるか。答えよ。
8. D社は単体財務諸表上、子会社D 1 社の株式を関係会社株式として保有し
ている。決算期におい て関係会社株式を時価評価しない理由を答えよ。
9. D社では 輸出取引の際の 為替予約の会計処理として振当処理を採用して
いる。 先物為替相場によるレートで換算した結果生じる差額のうち、①
取引発生時と為替予約時の直物為替相場の変動による差額、及び②為替予
約時の直物為替相場と先物為替相場との差額、の名称、及び会計処理方法
を答えよ。
10.D社は来期より開業する為の準備を進めている。開業準備にかかった費用
の会計処理を.D社は来期より開業する為の準備を進めている。開業準備
にかかった費用の会計処理を答えよ。
いかがでしたでしょうか?できなくても全く問題ございません。試験直前で何となく頭に入れておけば大丈夫なのです。必要に応じて皆様の会計学習のサポートをさせて頂きますので、宜しければ以下サービスもチラ見してみて下さい。
【解答】
1.①資産除去債務100 千円 、②履行差額 1 0 千円
2.要件は、①将来の特定の費用又は損失であり、②その発生が登記以前の事
象に起因し、③発生の可能性が高く、④その金額を合理的に見積もること
ができる、ことである。