こんにちは。テピートです。
お仕事をしていると、社内で色々な方と触れる機会があると思います。
優しい方や気難しい方、社歴の浅い方や長い方。
そんな多様な方々といかにうまくやっていくかが、自身の社会人生活の充実度を決めるといっても過言ではありません。
本日はそんな多様な方々のうち、一部の方のお話です。
早速ですが「訓練された無能」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?結構過激な言葉ですよね。リアルでは当然そんな使うことも聞くこともないような言葉であると思います。
簡単にいうと「組織に染まりすぎて居心地がよくなりすぎて同じことばかりやって、結果変革や改革を拒みがちな人たち」です。
実はこれ、マートンさんと呼ばれる社会学者が定期づけた一般的な言葉でもあります。
元々会社が大きくなると、当初数人で営業から経理から調達から研究開発からいろいろやっていたベンチャー的段階から、「営業部」、「経理部」、「資材部」、「研究開発部」と縦割りの組織が出来上がってきます。これを官僚制といいます。よくあるピラミッド型の組織ですね。それぞれの部門の専門性を高めさせることで、非常に経営効率が良くなるという大きなメリットがあります。
しかし一方でデメリットもあります。これを「官僚制の逆機能」とも言います。規則万能(例: 規則に無いから出来ないという杓子定規の対応)、責任回避・自己保身(事なかれ主義)、秘密主義、前例主義による保守的傾向、画一的傾向、セクショナリズム(例: 縦割り政治、専門外管轄外の業務を避けようとするなどの閉鎖的傾向)、等々、色々ありますが、そのうちの一つが先ほどの「訓練された無能」になります。決められたこと以外できなくなってしまう状態ですね。
これは結構ベテラン社員に多いです。この種の方々は新しいことをやろうとすると、必ず反対してきます。なぜなら自分がやってきたやり方を否定されると同時に、また新しく覚えなおさなければいけないからです。そうすると会社内での優位性のバランスも崩れ、威厳も保てなくなってしまいます。だから抵抗します。最近ですとテレワーク導入賛成派と反対派論争みたいな感じですね。
彼らの主張ももちろん分かります。新しいことを覚えなおすことは大変ですし、場合によっては自分の居場所を脅かされる危機でもあります。
でもひとつ大事なのは
変化は必ず訪れるということです
少し前の高度経済成長期とは違い、年功序列で終身雇用で給料がどんどん上がって・・・という時代ではなくなりつつあります。ここ数年でもコロナ禍や為替の変動、自然災害などの環境変化で多くの企業が揺さぶりをかけられている状態です。なのでこれからは変化を抵抗して拒むのではなく、積極的に変化を受け止めていくスタンスが必要なのです。
訓練された無能となってしまった方々は、残念ながら変化への対応力が著しく低いです。短期的に見ればよいかもしれませんが、長期的に見れば大変な危機に面していることに気づいていません。ゆでガエル状態です。
では、訓練された無能にならない為にはどうすればよいか・・・
それは①積極的な情報収集、②継続的な学習習慣、です。
これだけでいいんです。
自分の引き出しを増やせばそれだけ引き出しが増えてきます。どんな角度からどんな業務になったとしても太刀打ちできる可能性が増えてきます。いうなればド〇えもんの四次元ポケットを手にしたような状態です。無敵ですよね。
是非とも、自身に磨きをかけ、この四次元ポケットを手に入れて、これからの変化の時代を生き抜いていきましょう!
皆様のスキルアップ、応援させて頂きます!