整骨院開業の準備と流れを分かりやすく解説|必要な資格や費用などを詳しくご紹介

整骨院の開業は、多くの柔道整復師の夢であるのではないでしょうか。自分の知識と技術を生かしてたくさんの患者に健康を提供できることにやりがいを感じながら仕事ができるでしょう。整骨院の開業には、適切な計画と準備が不可欠です。この記事では、整骨院の開業を目指す方へ具体的な準備の手順や手続きなどについて解説します。
整骨院の開業準備の流れ

整骨院を開業する際、どのような手順で何から始めたらいいのか分からないという方もいるでしょう。整骨院を開業するとき、手順や必要な手続きなどを知っておくことで、スムーズに開業できるようになるはずです。
ここでは、整骨院の開業準備の流れを以下の3つの手順に分けてご紹介します。
- 開業に必要な資格や実務経験などの条件を確認する
- 事業計画を立てる
- 開業届などの手続きを行う
開業に必要な資格や実務経験などの条件を確認する
整骨院を開業するためには、国家資格である柔道整復師の免許の取得が必要です。さらに、整骨院において受領委任で健康保険を取り扱うのであれば、「施術管理者」の資格が必要になります。
柔道整復師の免許を取得するためには、文部科学省が指定する4年制大学か、都道府県知事の指定する専門養成施設に3年以上通って、柔道整復師試験に合格することが必要です。
施術管理者になるためには、最大3年間の実務経験と2日間の施術管理者研修を受ける必要があります。受領委任の届出を行う場合は、従来の届出書類に加えて実務経験期間証明書の移しおよび施術管理者研修終了証の移しの添付が必要です。
参照:接骨院の開業には資格が必要?柔道整復師免許だけではNG??
事業計画を立てる
整骨院を開業するために必要な要件を満たしていることが確認できたら、次は開業に向けて事業計画を立てます。
事業計画とは、事業の目標を達成するために具体的な行動計画を立てることです。整骨院開業を成功させるためにも、事業計画をしっかり立てることが重要です。
事業計画書は、金融機関から融資を受けるためにも必要な書類なので、これから開業する整骨院のビジョンが明確に伝わるように作成しましょう。
一般的に、事業計画書には以下の内容を記載します。
- 整骨院を始める動機
- 経営者の略歴など
- 施術サービスの内容
- ターゲット層
- 従業員の雇用
- 借入の状況
- 必要な資金と調達方法
- 事業の見通し
開業にあたり、事業資金の借入を検討している場合、事業計画書は融資先にアピールするために重要な書類となります。
事業計画書を作成する自信がない、準備で忙しくて時間がないという場合は、代行を活用するのがおすすめです。
ココナラでは、経験豊富なプロが整骨院の事業計画書を作成してくれます。事業計画書の作成を依頼すれば、開業準備に集中できるなどさまざまなメリットがあります。
事業計画書は整骨院開業のために大切な第一歩です。分かりやすく正確に作成しましょう。
開業届などの手続きを行う
整骨院を開業する際には、いくつかの手続きが重要になります。まず、管轄の保健所に開業後10日以内に施術所の開設届を提出します。提出する書類は、施術所開設届、施術所の平面図、柔道整復師免許の写し、最寄駅からの案内地図などです。
次に、健康保険の取り扱いを可能にするため、地方厚生局に受領委任契約に関する届出をします。さらに、税務署に個人事業主としての開業届を提出して事業の開始を正式に通知します。
これらの手続きを適切に行うことで、整骨院の開業準備が整ってスムーズに運営することが可能になります。
ココナラでは、整骨院の開業をプロがサポートしてくれます。手続きに悩んだら、ぜひご依頼ください。ココナラには、整骨院開業のための手続きや必要な書類の準備、許認可の取得、店舗のデザインや内装のアドバイス、集客のためのマーケティング戦略などを提供する専門家が登録しています。難しい手続きも、プロに任せれば安心です。
整骨院開業にかかる費用などは?

整骨院の開業で気になるのが、開業にはどれくらいの費用がかかるかということではないでしょうか。ここでは、具体的にかかる費用の相場や利用できる支援や助成金、資金調達の方法について解説します。
整骨院開業に必要な資金相場は?
整骨院開業にかかる資金は、大きく分けると「初期投資」と「運転資金」です。これらを分かりやすく表にまとめてご紹介します。
初期投資にかかる資金の内容と費用の相場
| 項目 | 内訳 | 費用の相場 |
|---|---|---|
| 店舗資金 | 物件取得費用(保証金や仲介手数料など)、駐車場など | 100万円~150万円 |
| 内外装資金 | 設計・デザイン、内装工事費、外装工事費 | 200万円~500万円 |
| 医療機器・治療器具 | 治療器具、ベッド、タオルなどの備品 | 150万円~300万円 |
| 宣伝広告費用 | ウェブサイト制作、チラシ作成、看板など | 50万円~100万円 |
整骨院の経営を順調にしていくためには、しっかりと集客するなどの準備が必要です。テナントの状況にもよりますが、初期投資にかかる資金は平均して500万円~1,050万円ほどになるケースが多いと考えておくと良いでしょう。
運転資金にかかる資金の内容と費用の相場
| 項目 | 内訳 | 費用の相場 |
|---|---|---|
| 地代家賃 | テナント家賃、駐車場代など | 合計で月50万円~100万円 |
| 水道光熱費 | 水道、電気、ガスなど | |
| 消耗品費 | 衛生材料、テーピングなど | |
| 人件費 | スタッフ給与など | |
| リース料 | レセコン、姿勢分析ソフトなど | |
| 組合費 | 協会費用、賠償責任保険など |
運転資金は、日々の事業を続けるために必要となるお金です。整骨院を運営するにあたり、月々の運転資金は平均で50万円~100万円ほどが必要になります。
整骨院を開業するとき、はじめにどれくらいの資金が必要かということに気が向きがちですが、日々の運転資金が必要なことを覚えておかなければなりません。
整骨院を開業するためには、初期費用として500万円から1,050万円ほど、月々の運転資金に50万円から100万円がかかることが分かりました。開業してからすぐに売上が手元に入るわけではないため、運転資金は最低3ヶ月分は用意しておくと安心です。
整骨院開業で利用できる支援や助成金はある?
整骨院開業でできる限り資金面の負担を軽くしたい場合、補助金制度の活用を考えてみてはいかがでしょうか。
整骨院開業で利用できる補助金制度を以下にご紹介します。
小規模事業者持続化補助金
小規模事業者持続化補助金は、小規模事業者が販路拡大や生産性向上のために行う取り組みに対して、その経費の一部を補助する制度です。
申請する場合は、経営企画書を作成して必要書類と一緒に申請します。補助金の上限額は通常枠で50万円、特別枠では最大200万円までとなっており、補助率は経費総額の2/3です。
IT導入補助金
IT導入補助金は、中小企業や小規模事業者がITツール導入を支援するための補助金制度です。IT導入補助金の補助率と補助額は、導入するITツールによって異なるため、事前に内容を確認しておくことが必要です。
補助対象経費は、パソコンやタブレットの購入費、業務効率化のための会計ソフトや受発注システムの導入費、電子カルテやレセプトなどのソフト購入費です。
補助率は通常1/2以内、補助額は5万円から450万円までで、申請はIT導入支援事業者と連携して行う必要があります。
ものづくり補助金
ものづくり補助金は、中小企業や小規模事業者が革新的な製品やサービスの開発、生産プロセスの改善を行うための設備投資を支援する補助金です。
補助金額は最大8,000万円で、補助率は中小企業で1/2、小規模事業者で2/3となっています。対象となる経費には、システム構築費や機械設備や、技術導入費、運搬費などが含まれます。
申請には、事業計画の作成が必要で、電子申請システムを通じて行います。公募は定期的に行われています。
地域雇用開発助成金
地域雇用開発助成金は、雇用機会が特に不足している地域で事業所を設置・整備し、その地域に住む求職者を雇用する事業主に対して支給される助成金です。
主な受給要件は、「対象地域で事業所を設置・整備すること」「地域に住む求職者をハローワークなどの紹介で雇用すること」「雇用保険の被保険者として雇用すること」があります。
助成金は、事業所の設置・整備費用と雇用した労働者の数に応じて支給され、最大で3回まで受給可能です。
ココナラには、助成金や補助金の申請をサポートしてくれるプロがいます。書類作成のサポートや助成金関連の事業計画書の作成などを代行してくれますので、申請に困ったら頼ってみてはいかがでしょうか。
ココナラには、助成金・補助金の申請に精通した専門家が登録しており、申請に必要な書類の準備や正確な記入方法、申請に必要な事業計画書の作成を代行してくれます。ココナラのプロに任せれば、申請者は手続きの煩雑さを避け、助成金や補助金を受けるための準備をスムーズに進めることができるため、成功の可能性が高まります。
整骨院開業の資金調達の方法とは?
整骨院開業の資金調達方法は、一般的に以下の方法があります。
| 資金の調達方法 | 特徴 |
|---|---|
| 日本政策金融公庫 | 中小企業向けの低金利融資を提供していて、無担保や無保証人での融資が可能。 |
| 銀行・信用金庫 | 審査が厳しいが、過去の融資返済実績があれば高額な融資が受けられる可能性がある。 |
| 地方自治体の融資制度 | 地域ごとに異なる融資制度がある。金利が安く手続きが比較的簡単。 |
| 補助金・助成金 | 小規模事業者持続化補助金など、返済不要の資金を利用できる。 |
| 親族や知人からの援助 | 親族や知人からの援助を受けることも一つの方法。 |
これらの方法を組み合わせ、資金調達を効率的にすることが大切です。
整骨院開業の場所を決める

整骨院の開業場所は、ターゲット顧客のアクセスの良さや集客力に直結するため非常に重要です。整骨院の運営を成功させるためには、適切な立地選びが鍵となります。開業場所を決めるために必要なことを以下に解説します。
ターゲット市場の分析を行う
整骨院の開業場所を決める際には、ターゲット市場の分析が重要です。まず、地域の人口構成や年齢層、競合の有無を調査し、提供するサービスに適したエリアを見つけます。
例えば、高齢者向けなら高齢者が多く住む地域、スポーツ選手向けならスポーツ施設が多い地域が適しています。また、地域の交通アクセスや駐車場の有無も考慮し、患者が通いやすい場所を選ぶことで集客効果が期待できます。
次に、競合他院の位置やサービス内容を把握し、自院の強みを活かせる立地を選びます。さらに、交通アクセスや駐車場の有無、周辺施設(スーパー、学校、駅など)の利便性も注意したいポイントです。これにより、ターゲット顧客が通いやすく、集客力の高い場所を選定することができます。
ターゲットに合わせてメニューや外装・内装のコンセプトなどを決めることも重要なポイントです。
立地と競合をリサーチする
整骨院開業の場所を決める際には、立地と競合のリサーチが不可欠です。立地は交通の利便性や周辺施設の有無、患者のアクセスしやすさに直結します。
例えば、駅やバス停に近い場所、駐車場の確保が可能なエリアが理想です。また、競合のリサーチも重要で、近隣に既存の整骨院が多い場合、差別化戦略が必要になります。
また、競合の強みや弱みを把握することで、自院のポジショニングやマーケティング戦略を効果的に立てることができます。
実際に足を運んで確認する
実際に現地を訪れることで、地域の雰囲気や人の流れ、競合他院の状況が把握できます。また、交通アクセスや駐車場の有無、周辺施設の利便性など、インターネットや資料では分からない情報を直接確認できます。
整骨院開業を成功させるためには、必ず現地を訪れて確認するようにしましょう。
医療機器や備品を用意する

整骨院開業にあたり、医療機器や備品の準備は重要です。準備の手順は以下の通りです。
必要な備品などのリストを作る
整骨院の開業準備において、必要な備品リストの作成は重要です。まず、治療用ベッドや電気刺激治療器、超音波治療器などの基本的な医療機器が必要です。
次に、患者の快適さと安全を確保するための枕やタオル、消毒用品などの衛生管理用品も準備します。また、受付用のカウンターや椅子、カルテ管理用のパソコンやプリンターも必須です。最後に、日常業務に欠かせない文具や備品類も忘れずにリストに加えましょう。
効率的なレイアウトを考えて設置する
整骨院の開業準備で効率的なレイアウトを考えて設置することは、業務のスムーズな運営に欠かせません。まず、患者の動線を意識し、受付から治療室までの移動がスムーズになるよう配置します。
治療ベッドは、患者のプライバシーを守りながら治療スタッフが十分なスペースで動けるように配置します。また、機器や備品は、頻繁に使用するものを手の届く範囲に置くことで作業効率を高めます。
さらに、待合室はリラックスできる空間とし、治療室と分けることで落ち着いた環境を提供します。
スタッフを採用し教育する

整骨院の開業準備には、優れたスタッフの採用と教育が欠かせません。スタッフの採用と研修について分かりやすく解説します。
スタッフ採用は余裕を持って行う
整骨院の開業準備において、スタッフ採用は余裕を持って計画的に行うことが重要です。採用プロセスには、求人広告の作成、応募者の選定、面接、そして最終的な採用決定まで、時間と手間がかかります。
院内マニュアルを作成し研修を行う
院内マニュアルの作成とスタッフ研修の実施は重要です。マニュアルには、治療の手順や患者対応の方針や緊急時の対応、衛生管理など、日常業務に必要な情報などを詳細に記載します。これにより、スタッフ全員が統一された基準で業務を行うことができます。
作成後は、スタッフ全員に内容を理解してもらうための研修を行い、実践的なトレーニングを通じてスムーズな業務運営をサポートします。これにより、サービスの質を安定させ、患者の信頼を得ることが可能です。
広告宣伝活動・各種ツールを制作する

整骨院の開業準備において、広告宣伝活動と各種ツールの制作は集客の鍵となります。具体的にどのようなことをすればよいか、以下にご紹介します。
ホームページやSNSのアカウントを作成する
整骨院の開業準備において、集客を目的にホームページやSNSのアカウントを作成することは非常に効果的です。ホームページでは、施術内容、料金、スタッフ紹介、アクセス情報など、必要な情報を分かりやすく掲載します。SEO対策を行い、検索エンジンでの上位表示を目指すことも重要です。
SNSでは、院の雰囲気や健康に関する有益な情報を定期的に発信し、フォロワーとの交流を図ります。これにより、潜在的な患者の関心を引き、集客に繋げることができます。
ホームページ作成やSNS運用に自信がない場合は、ココナラのプロに依頼してみてはいかがでしょうか。ココナラでは、デザインや機能性を重視したホームページの作成や、効果的なSNS戦略の立案・運用、投稿内容の管理などを行う専門家が多数登録しています。自分で行う時間やスキルがない場合でも、プロの力を借りて高品質なホームページやSNSアカウントを運営し、ビジネスの成長を促進することが可能です。
効果的な看板や店頭ボードを設置する
効果的な看板や店頭ボードの設置は集客に直結します。まず、看板は視認性を高めるために、分かりやすいデザインと配色を選び、通行人の目に留まりやすい場所に設置します。
看板には、営業時間や施術内容、連絡先などの基本情報を簡潔に表示することがポイントです。
また、店頭ボードには、日替わりのキャンペーンや健康に関するワンポイントアドバイスなど、目新しい情報を定期的に更新して来院者の関心を引く工夫をします。これにより、来院促進とリピーターの獲得が期待できます。
地域密着型の集客方法も取り入れる
集客のための宣伝活動を行う際は、まず地域密着型のチラシやポスターを作成し、周辺住民に直接アプローチします。
地域の新聞折込や広告掲載、地元のイベントでのブース出展など、オフラインでの宣伝も積極的に行いましょう。また、自費施術の回数券やポイントカードなどで来院された患者さんに継続的に来院を促す仕組みを準備するのも効果的です。
さらに、既存の患者には紹介制度を設けることで、口コミによる集客も期待できます。
ココナラでは、整骨院開業準備で必要なチラシやポスター、看板作成のプロが制作を代行します。現役デザイナーや大手デザイン事務所に在籍していた人が、宣伝効果がある内容のものを作成してくれるので、依頼してみましょう。
整骨院開業を成功させるためのポイント

整骨院開業を成功させるためには、以下の2つのポイントが重要です。
コンセプトを明確にする
整骨院開業を成功させるためには、明確なコンセプトが不可欠です。コンセプトは院の特長やターゲットとする患者層を定める指針となります。
例えば、高齢者向けのリハビリに特化するのか、スポーツ選手のパフォーマンス向上を目指すのか、明確にすることで、他の整骨院との差別化が図れ、患者から選ばれる理由を提供できます。
また、コンセプトに基づいた内装、サービス、マーケティングが一貫性を持つことで、患者に信頼感を与えることができます。
外注先やパートナーのサポートを受ける
整骨院開業を成功させるには、外注先やパートナーからのサポートが重要です。専門的な業務や時間がかかる作業を外注することで、院長自身が患者ケアや経営に集中できる環境を整えることができます。
例えば、マーケティング、会計、法務、ITサポートなどを専門業者に委託することで、効率的かつ専門性の高いサービスを受けられます。また、信頼できる医療機器メーカーやサプライヤーとのパートナーシップを築くことで、質の高い機器や材料を安定して確保することができ、院の運営が円滑に進むでしょう。
ココナラには、整骨院開業をサポートしてくれるプロがたくさんいます。在籍しているのは、治療コンサルタントやいくつもの整骨院を開業した経験がある人たちです。その道のプロが資金集めから集客、手続きなどをサポートしてくれます。予算に応じて探せるのも、ココナラのメリットです。
接骨院開業も同じ流れ

整骨院と接骨院の違いは、名称の違いに過ぎず提供するサービスや治療内容は似ています。どちらも身体の痛みや不調を治療する施設です。
整骨院も接骨院も柔道整復師が運営し、保険適用の治療ができます。接骨院を開業する際も、今回ご紹介した整骨院開業の流れと同じです。
整骨院の開業サポートはココナラにお任せください

整骨院開業には、さまざまな法的な手続きが必要で、時間や手間がかかります。さらに、開業資金の調達や融資の申請など、資金面でも手続きが必要です。
これらを代行にサポートしてもらえば、スムーズかつ効率的に開業準備を進めることができます。また、整骨院開業に必要な専門知識と経験を持ったプロなら、問題を回避する手助けも行ってくれるのも安心です。
整骨院開業は、ココナラのプロに任せて開業の成功率を高めましょう。
