動画編集は0円でも出来る?|第7回-動画といろいろ組み合わせる DaVinciResolve編

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どうも、Luxです。前回は細かい画像の編集まで動画編集ソフトでやろうとすると大変だから、別のソフトを使ってみようという話をしました。

ところが、そもそも動画と画像を組み合わせる詳しい話はしていないなと思ったので、今回は実際に動画を作る際に組み合わせるパーツとやり方についてです。

このシリーズでは0円で動画編集を始めるための内容となっています。
カットやテロップなど、基本操作についてもしっかり説明していますので、是非過去記事をどうぞ!

前回記事

動画と動画を組み合わせる
動画+動画、これだけでも種類があるのは分かるでしょうか。

別々に撮影した二つの動画を組み合わせるだけなんですが、後につなげる場合と動画に埋め込む場合があります。

後に繋げる場合は、単純に動画ファイルのあとに動画ファイルを追加するだけですね。例えば、公演の第一部と第二部を別に録画して、一つの動画としてアップロードしたい場合などに使用します。

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タイムラインだとこんな感じになりますね。

ではもう一つの場合。
動画ファイルに動画ファイルを重ねて表示するやり方です。

同じサイズの動画ファイルを重ねたら下になった側が消えてしまうだけです。しかし、動画をずらしたり、拡大したり、一部だけを切り取ったりして使うわけです。

いわゆるピクチャーインピクチャーやワイプなどです。
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こんな感じで動画の中に更に動画を表示することが出来ます。

例えば、編み物を教える動画なんかで手元のズームアップをしつつ、顔を映したカメラも入れたい場合とかに使います。

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前のパターンでは動画ファイルの後に動画ファイルがありましたが、こちらではタイムラインの上や下に配置するわけです。

そして小さく表示する方の動画のパラメーターを変更して、大きさや位置を変えます。

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他にもよく使うのがクロップです。

動画の余計な場所を切り取って表示しないようにするトリミングのような感じでしょうか。クロッピング+拡大を使うことで、特定の場所のみのズームアップを画面中心に持ってきたり出来ます。

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動画内に動画を埋め込むというのもよくある編集なので是非覚えておきましょう。

ズーム、移動、クロッピングは最低限使えるようにしておくといいですね。

画像を組み合わせる

画像については動画とほぼ同じ操作です。
まずは動画内に欲しい写真やイラストを載せるだけの場合。

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画像をメディアプールに、メディアプールからタイムラインに、終了です。
あとは適宜サイズや位置を調整しましょう。

もう一つは、先程説明したピクチャーインピクチャーを盛り上げるために使う場合も多いです。

どういうことかというと、少し前回記事の内容に触れます。

動画編集ソフトだけでキレイに枠を付けるのって面倒なんですよ。
ならキレイな枠を拾ってくればいいじゃん、ということです。

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これだけの装飾がついた枠を動画編集ソフトだけで作ろうと思うとどれだけの時間がかかるか…

「枠 フリー素材」と検索していい感じの素材をダウンロード。約3分です。

動画、枠、動画とタイムラインに配置するだけで、すぐにきれいなピクチャーインピクチャーの出来上がりです。

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画像を数枚使って更に装飾をつけたりも出来ますので、操作を覚えるついでにいろいろと試してみましょう。

画像に関して地味に使えるテクニックとしては縦横比の変更です。
クリップマークをクリックすると、ロックが解除されてズームのX・Yが別々に操作できるようになります。


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枠と動画が微妙に合ってない…という時に使えるので覚えておきましょう。

音楽を組み合わせる

こちらの導入は動画・画像と少し変わります。

まず、メディアプールに追加するのは同じ。
次にエディットタブに移動して、タイムラインのオーディオトラックに追加します。

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BGMの追加に関してはこれだけでOK。あとは余分な場所をカットしたり、音量の調整をしたりするくらいです。

少し難しいのがSEの追加ですね。

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追加をするまではBGMと一緒ですが、SEというのは特定の場面に合わせて鳴らしたいですよね。

最初に動画のどこで音を鳴らしたいのか探さなくてはなりません。
ただし、その時にバァァァアーーンとか鳴られてもうるさいので、先にSEのトラックをミュートします。

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オーディオトラックのスピーカーマークを押すとミュートすることが出来ます。

そして、動画の音声波形を見たりして、SEを鳴らしたい場所を探します。

場所がわかったらそこにSEを移動させて、ミュートを解除してタイミングの微調整をします。最後に音量の調整をして終了です。


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ミュート状態で動画だけの音を聴いて特定のシーンを探す、というのは多用しますので絶対に覚えておきましょう。

例えば、途中でBGMを変える場合なんかにも使用できますので。

まとめ

ピクチャーインピクチャーは、「〇〇教室の動画」とかでよく使うでしょうか。料理なんかでも手元カメラと通常カメラを分けたりとか半々で映したりも出来ますからね。

ライブストリーミングの切り抜き依頼だと、そもそも配信時にピクチャーインピクチャーになっているので、こちらでやることはありませんし。

一番使うのはやはり音声ファイルです。カット・テロップ+BGMやSEを追加するという依頼はかなり多いです。

SEについては「いい感じでお願いします」という丸投げもかなり多いので、依頼を受けたい方は先に練習しておくといいかもしれません。


今回は過去記事でも多少触れている内容でしたが、より詳しく説明をしてみました。

個人的にはこの辺の操作はAviUtlの方がやりやすい操作もあるので、完全にDavinciResolveだけでやることは少ないです。

依頼で多いのはカット・テロップですが、特定の画像素材を組み合わせて動画を作るという依頼もあります。YouTube漫画やランキング動画なんかがよく依頼されていますね。

他にも切り抜き系や教材系の動画なんかではSEが多用されたりもします。

今回説明した内容をしっかり把握しておけば依頼の幅が広がりますので、ぜひ習得してみましょう。

「この操作が分からなくて依頼が受けられない」という方は、ぜひご相談ください!




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