動画編集は0円でも出来る?|第3回-カット編集を始めよう

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どうも、Luxです。今回から実際に動画編集ソフトを触っていきたいと思います。

ソフトは「DaVinci Resolve」か「AVIUTL」を使用しますが、無料ソフトですので気になる人は是非一緒にやってみてください。

実際にDavinciResolveを起動するところから始めるので、いまからインストールして一緒にこの記事を読みながらやってみましょう!

このシリーズでは、実際に動画編集の仕事を受けている私が、どうやって動画編集を学んできたのか、これから始めるにはどうしたらいいのか、などを書いていきます。

前回記事

カット編集って?

第1回の記事でも書いていますが、動画はパラパラ漫画です。

カット編集というのは、パラパラ漫画のいらないページを切り取って捨ててしまうような感じと考えましょう。

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では、私が自己紹介動画を撮ったとして、具体的に説明していきましょう。

「3.2.1、キュー」「はじめまして! らっ、あーええと…ゴホン Luxと申します。動画編集者をしています。」

まず、完成動画に必要ない部分をカットします。
「3.2.1、キュー」の部分ですね。

これで自己紹介部分だけが残るわけですが、緊張しすぎて自己紹介で噛んでしまっています。こういった箇所もカットすることで、スマートな動画に仕上げることが可能です。

では、「らっ、あーええと…ゴホン」をカットしてみましょう。

そうして完成した動画が
「はじめまして!Luxと申します。動画編集者をしています。」

すっきりとした自己紹介動画になりましたね。動画だけ見た人は緊張しすぎて噛んだとも知らずに…

実際の編集の仕事では複数の動画をつなげることも多いです。
例えば、動画1と動画2のそれぞれ前後不要な部分をカットしてつなげたりとか。

とにかく、カットというのは全ての編集の基礎になる作業です。しっかりと覚えていきましょう。


カット作業をする前に

まずは基礎の基礎、ということでDaVinci Resolveを起動してみましょう。

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こちらが起動時に表示される画面ですが、
「プロジェクトって?」「動画はどこで編集できるんだ?」

意味がわからないですよね。
こういうところが動画編集難しいってなりやすいところなんですが…

ここでいうプロジェクトというのは、編集をするためのフィルムのようなもので、編集内容を記録しておくためのファイルですね。ブログで言えば公開前の下書き状態です。

そして、プロジェクトを動画ファイルとしてプレイヤーで再生できるように変換する作業を編集の最後に行うことで、自分以外の人にも動画が見れるようになるわけです。

まずは画面のことは気にせず新規プロジェクトを作成して、適当な名前を付けます。

timeline_move.png

ようやく動画編集ソフトっぽい画面が見えたはずです。といっても、ここでもまたやたらと専門用語がいたるところにあって、難しそうというイメージが湧いてくるんですけど。

9割の単語を知らなくても気にせず進めていきましょう。

必要になってから調べれば大丈夫です。ここに表示されている中のほとんどは、知らなくても簡単な動画編集はできますから。

ここで重要な要素は2つだけ。
・メディアプール
・タイムライン

メディアプールというのは、これから編集で使う予定の「動画・画像・音声」などのファイルをストックしておくスペースのことです。複数の動画・BGM・背景画像などをとりあえず置いておくことが多いですね。

PCのフォルダからメディアプールにファイルをドラッグアンドドロップしておくと、今後はPCのフォルダをいちいち開かなくても動画ファイルにアクセスできる便利機能です。

そして、メディアプールからタイムラインに使う素材をドラッグアンドドロップすることで、タイムライン上に素材が表示されるようになります。ここからようやく動画編集が始まるわけです。

DavinciResoloveのタイムラインもAVIUTLと同じく、左から右に時間が進んでいきます。

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タイムラインって? という人はこちら↓


実際にカットしてみよう

動画が実際に無いと分かりづらいので、ソフトを起動して一緒にやってくれている方は動画を用意してみましょう。スマホで周りを1分程度録画するとか、自己紹介動画を撮ってみるとかで大丈夫ですよ。

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まずは前項の手順で、動画ファイルをメディアプールに。そして、メディアプールからタイムラインに移動させてみてください。

タイムライン上に動画は表示されましたか?

ここでタイムラインについての追記です。タイムライン上にオレンジのバーがありますよね。これが現在位置、現在プレビュー画面で見えている位置・現在編集しようとしている位置、になります。
(AVIUTLなら赤いバー)

プレビューを見ながらどこを基準にカットすればいいのか考えて、オレンジのバーをカットを開始したい位置にぴったり合わせることが必要です。

最初にした自己紹介の例えで考えてみましょう。
動画開始から「3.2.1、キュー」までは完全にいらないわけです。

「キュー」と言い終わったところにオレンジのバーを合わせます。そして、動画ファイル上で右クリックをするとメニューが表示されますので、「分割」します。

timeline_cut.png

動画ファイルが2つに分かれましたね。

不要な部分と残りの部分になりました。次に、不要な部分の方を右クリックして「カット」、これで動画の残りは「はじめまして!~~」だけになりました。

同じ要領で「はじめまして!」の終わりと、「らっ、あーええと…ゴホン」の終わりを分割します。

「はじめまして!」
「らっ、あーええと…ゴホン」
「Luxと申します。動画編集者をしています。」
の3つの動画ファイルになるのが分かるでしょうか。

ここまで来ればもうお分かりでしょう。「らっ、あーええと…ゴホン」の動画ファイルを「カット」すれば完成ですね。

こういった言い間違いなども細かくカットする作業は、「ジャンプカット」と言われることもあります。


カット編集だけでも動画は作れる

カットは基本中の基本、編集には欠かせない技術ですが、簡単だからといってバカにしてはいけません。

カットした複数の動画をつなぎ合わせるだけで、映画のような素晴らしい映像作品を作ることが出来るようになります。

YouTubeで「シネマティック」「CinematicVlog」などを検索してみるといいでしょう。

トランジション(動画をつなぐ際に発生するエフェクト)を使用はしていますが、基本的には動画のカットによってキレイに見せています。


まとめ

基礎となる技術だけでも、アイデア次第でかなり見栄えのいい動画を作ることが可能です。こういった動画を目標に少しずつ動画編集を覚えていきましょう。

今回はカットのやり方について主に説明してきました。
基礎となる技術ですが、今後派手なエフェクトなどを使うとしても、カットが適当だと最終的には適当な動画になってしまいます。

いかにキレイに無駄なくカットをするか、これは動画編集をする上でずっと必要となる技術です。いまからしっかりと学んでいくことが大事です。


今回の記事を読めば簡単なカット編集はもう出来るようになっているはずです。そして、クラウドソーシングサイトの依頼には「カットのみ」の依頼も多少はあるわけです。

お金を貰いながら更に動画編集の練習ができる、これは結構重要なことです。
「こんな感じにカットして欲しい」という要望にいかに応えるか、四苦八苦しながら編集をするのはとても勉強になります。

そして、「編集ありがとうございました!丁寧なカットで満足です!」と仕事の評価が貰えればモチベーションはさらに爆上がりですね。


フリーソフトを使った動画編集の講座に加えて
動画編集を0から始めたい方、副業として仕事にしてみたい方へのアドバイスも行っています。

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