どうも、Luxです。ようやく第二回ということで、ちょっとずつ進めていきます。
TwitterのDMで質問もいただきましたが、そういった内容も加味しつつやっていこうと思います。
このシリーズでは、実際に動画編集の仕事を受けている私が、どうやって動画編集を学んできたのか、これから始めるにはどうしたらいいのか、などを書いていきます。
0回目ではソフトの紹介、1回目では基礎の基礎を紹介しました。今回は動画編集にはどんな種類があるのか、ということを紹介していこうと思います。
前回記事
まず始めに…
ただ「動画編集」と言っても、実はかなりの種類があるのはご存知でしょうか。
出来上がった動画の種類だったり、編集のやり方だったり、色々と分類の仕方はあるでしょうが、とにかく種類があるというのは確かです。
今回の記事では、これから動画編集を始めるにあたって、目標にしたい動画や副業として仕事にする動画を見つけることが目的になります。
例えば、「絵の仕事」と言っても、風景画・似顔絵・キャラデザ・サムネイル…、とたくさんの種類があります。
動画編集でも同じなのです。自分の作りたい動画、仕事としてやってみたい動画、まずはこれを探していきましょう。
よく見かける種類を紹介
ココナラを探してみると分かりますが、仕事を受けてくれる人を公募しているところがあります。
そういった場所で、「動画編集」の仕事として掲載されているものをメインに紹介していきましょう。
歌ってみたMV
これに関しては「動画編集」としてはグレーゾーンです。というか、「オリジナルMVの制作」となると完全に映像制作となります。
カバー系の”歌ってみた”に関しては、オリジナルのMVに似せて作る場合があるので、その場合には動画編集の範疇なのかな、という感じです。
そこで完全にオリジナルそっくりにするのではなく、ある程度独自の要素を出すというのが腕の見せ所かもしれないですね。
どちらにせよ、「動画編集」として掲載されている依頼の中では最上級に難しい物にはなるでしょう。必要とされる技術も高いですし、オリジナリティを出すにはクリエイティブなアイデアも要求されます。
技術を高めたい、という人はこういった動画を目標にするといいでしょう。
カット
動画の不要な部分をカットして、見栄えやつながりをよくする作業です。複数の動画を1本にまとめることもあります。
基礎の基礎と言える作業。ただし、いい感じに撮影されている場合はいいのですが、元の動画が雑だとカットするのが結構大変です。
また、動画同士をつなぐ場合の”トランジション”にはセンスが問われますし、基礎だからといって舐めてはいけない編集ですね。
ここから更に先の依頼として「ジャンプカット」というのがありますが、こちらは難易度が少し上がります。内容としては、言い間違いや詰まりなんかも細かく丁寧にカットして、動画全体のテンポを良くする感じです。
また、スポーツやゲームの名場面集・クリップ集なんかは、見栄え良く作る必要があるのでかなり難易度が上がります。
テロップ・字幕つけ
基礎の基礎となる動画へのテロップつけ依頼です。動画を受け取って、動画の内容に合わせて文字を入力するという仕事ですね。
場合によっては、動画編集というよりは文字入力作業というようなものもあります。動画編集を始めたての人が、実績を積むために受けることも多いです。
ただし、内容には結構大きな幅があって
・台本からテロップを入力する
動画の内容に合わせて台本通りに入力するだけの作業ですね。文字の始点と話し始めさえ合っていればいいので、それほど手間はかかりません。
・聞き取りでテロップを入力する
文字起こし、と言われたりもします。動画を実際に見て、喋っている内容を把握して、文字を入力する必要があります。聞き取りづらい声の人とか、自分が知らない分野の話とかだと結構むずかしいです。
これに加えて、元の動画がカットされていない場合には、カット編集をしてからテロップ入力をする必要があります。というか、それが依頼としてはかなり多いです。
「カット+テロップ」の代表的な例としては、切り抜き動画があります。ライブ配信の名場面などを抽出してまとめ、テロップやSEを付けたりする編集ですね。
ショート動画
長くても1分程度なので編集に時間がかかりづらいという点があります。ただし、内容を全て任される場合には、短い中で伝えたい事をまとめたりするため、国語力が問われることもよくあります。
こちらも一応は「カット+テロップ」の派生の一つと言えるでしょう。1分以内にうまくまとめて、テロップやSEをつけ、エフェクトで盛り上げて、といろいろな要素が必要なので、初心者さんには少し難しいかもしれないですね。
ランキング動画
特定のものに関して、ランキング形式で紹介するような動画です。例えば、漫画で「〇〇の強さランキング」とか。
最初にテンプレートを作ってしまえば、ランキングの内容を変えるだけで大枠はあまり変更する必要がないので、手間はそれほどかかりません。
完全に台本や画像が用意されている場合にはいいのですが、こちらで調べたり画像を収集する必要がある場合もあるので注意です。
ゆっくり実況、読み上げ系動画
こちらはかなり特殊で、読み上げ系のソフトを使用して動画の内容を喋らせるという編集です。
1から作るとなると、カット+テロップ編集に加えて、読み上げの音声も入力する必要があるので、かなり手間がかかる編集と言えるでしょう。
依頼数自体は少ないですが、根強い人気があることも確かです。仕事を受ける人の分母も少ないので、副業と割り切るなら狙ってみるのもいいかもしれません。
まとめ
編集自体の難易度やかかる時間も様々です。ソフトによって得意不得意も多少はあるでしょう。
しかし、自分はこんな動画を作ってみたい、という目標を持っておくことはモチベーションにも繋がるので重要です。
仕事依頼を見ていれば大体の相場もわかりますから、副業としてやってみたい場合には、これをこのくらい受ければ月○万円か、となります。
(公募はかなり安めに掲載していることが多々ありますが)
いろいろな動画を作ってみるというのは無駄になりません。他ジャンルの動画でも応用が効く技術はありますし、副業にするならポートフォリオに加えることも可能です。
最初は丸パクリでも構わないので、とにかく動画を作ってみるというのが重要です。(自分のものとして公開しないように)
こんな動画作りたい→どうやって作ってるんだろう
調べることで、どんどん出来ることが増えていきます。それを繰り返していろいろな動画が作れるようになるのです。
まずは目標とする動画を見つけて、それを目指して頑張っていきましょう。
私は元々趣味でYouTubeにゆっくり実況動画を投稿していました。
(今見ると途轍もなく雑で技術も無いですが)
当時は、別に動画編集の技術を高めようとはしていませんでしたし、すごい適当な動画です。しかし、OPを作ってみようと思い色々調べたり、今思えば技術の習得には役に立っていたようです。
趣味として楽しみながら、「こんなことをやってみたいけど、どうやるんだろう」って調べる。これは結構重要なことですね。
一番最初にココナラに登録したときには、実績完全0+碌なポートフォリオも無い状況でしたが、過去の動画を見せたりチャットで熱意を伝えたりして仕事を取りました。
「経験も無いし難しそう」っていう人も、動画編集に少しでも興味があるなら、怖がらずにやってみることをオススメします!
AVIUTLを使った動画編集の講座に加えて
動画編集を0から始めたい方、副業として仕事にしてみたい方へのアドバイスも行っています。
質問などはお気軽にDMをお送りください!