無関心であっても無関係ではいられない経済のお話

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こんにちはこんばんは(^^)チラシや名刺デザインのサービスを行なっている、しゅうじデザイン室です。
さて本日のお題は無関心であっても無関係ではいられない経済のお話。

政治経済の話はよくわからない、と思わないでほしいのです。そういう私も昔は無関心でした。選挙にはあまり行かないし新聞も読まなかったし。しかしフリーランスをやり始めて「なんか税金多くないか?保険料ムチャ高いわ」と実感し、経済や政治に不信感を抱くようになりました。

そして日本の経済状況や家庭の家計など大変厳しい状況に至った原因は、政府のトンデモ政策に問題があると数年前に気が付きました。

テレビメディアで、政府の経済対策に関する一般消費者のインタビュー映像でよくあるやりとり。
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テレビ局が政府に忖度して、都合の悪いものを排除し、国民を誘導させるような意見「そりゃそうだよな」と思わせるものばかり流しています。
そういうのを見ていつも思うこと
この人もあの人も政府や財務省、経団連ほかインフルエンサーの話を鵜呑みにして洗脳されつつあるんだなぁ・・・
数ヶ月前に発売された書籍「ザイム真理教」森永卓郎著にもあったけど、自分達(財務官僚)に利益があるような吹聴を国会議員や国民に行い、日本経済が転覆しようと自身の出世欲を満たすための布教活動に邁進していると記されています。
少なくとも自分の頭で考えて「それ本当なのか?」を考えればわかることを放棄しているように見受けられます。というか興味、関心がないだけかもしれません。今日一日が楽しければそれでいいと。近い将来、無関係ではいられない事態が訪れようとしているのに。

先のインタビューに答えている人 その1
減税して欲しいけど日本って財政厳しいでしょ
借金一千兆円、国民一人当たり九百万円もあるし・・・
僕の答え
日本円という自国通貨を財政上の制約なしに発行できるのが日本政府。※1 自国で貨幣を発行できるので、国民から財源目的として税金を吸い上げる必要はありません。※2
一千兆円は政府の借金であって国民の借金ではありません。海外からの借金でもありません。政府の借金は未来永劫増え続けるのが当たり前。税金で政府の借金を返済している国は世界中を見ても日本だけ。一千兆円という数字は貨幣発行の履歴でしかないのですから。

※1 財政上の制約はなくても、民間の供給能力を超えた財政支出を行うとインフレになります。ちなみに現在は、海外からの輸入物価の高騰によるコストプッシュインフレです。景気が良くなって需要が旺盛になって物価が上がり賃金の上昇が伴う状況をディマンドプルインフレと言います。

※2 国民から財源として税金を吸い上げる必要はないというと「無税国家も可能なのか?」と噛みついてくる人がいます。税金は必要です。それは財源ではなく、景気の調整機能としての役割です。

インタビューに答えている人 その2
消費税は社会保障の財源だし将来世代に借金を押し付けることはできないから増税も仕方ないかな・・・
僕の答え
消費税は社会保障のための特定財源ではありません。法律上ではそう記載されていますが、政府の会計上は「一般会計※3」です。推測ですが、消費税収の4割は輸入業者への還付金として使われ、残りは国庫に塩漬けされるか国債償還の財源になって世の中からお金が消えると言われています。
将来世代への借金つけ回しではありません。政府借金は借り換え債により賄われるため、その借金が国民へ回ることは絶対にありません。

※3 明確な使途が定められていない自由に使えるお金。もう一つの会計が「特別会計」使途が明確に定められた財源。昔、ガソリン税は道路整備のための特定財源として「特別会計」でしたが、いつも間にか財務省によって一般会計に組み込まれてしまいました。

そもそも考えてみてください。財源が税金なら、国民にお金を先に流通させる必要があります。世に流通するまで何年もかかったと思いますが、一般国民はその間は年貢でも納めていたのですか??江戸時代じゃあるまいし。世の中に存在しないお金でどうやって納税でさせるのでしょうか?

この論議をX(旧ツイッター)でしたところ面白いというか呆れた返答がありました。
世の中を動かす財源は全て税金。国家公務員の給料も道路整備の財源も公共サービスの全ては税金だ!それを否定するお前!税金じゃなかったら空からお金が降ってくるというのか!?

僕の答え
税金を払うためのお金の最初の発行主は誰とお考えか?取引先?どっかの印刷業者?答えは日本政府※4です。政府が先にお金を国内に流通させた結果、私たちの手元には日本銀行券があるわけで。※5
政府が発行しなかったら、そなたのお手元のお金、誰が作ったのか明確なご返事を頂戴したく候。

言ってくれるやないかお前!・・・
その後返事はありませんでした。
※4 日本銀行券は政府が国債(国庫債券、政府短期証券)を発行することによって負債というカタチで日銀または民間銀行から手に入れたお金。500円玉などの硬貨は政府自身が発行主です。

※5 支出が先で税による回収は後、スペンディングファーストと言います。 

今回の締め
別に誰かを論破したかったわけではなく、正しいことをひけらかしたかったわけでもなく、日本政府のダメっぷりを改善したかっただけです。そういう私も数年前まで「国の借金1000兆円、国民個々に割り振ると900万円相当の借金、このままだと財政破綻するかも」を信じていたのですから。
別に難しい経済学の本やMMT(現代貨幣理論)、ケインズ学派を学ばなくても大丈夫です。純粋な頭で考えたらわかることって多いです。
日本円は政府が自ら発行しているのに、「政府には財源がない」って普通考えたら変だってわかるでしょ?温泉の源泉があるのに「お湯がない!」って騒ぐようなものです。景気が悪いのに増税するっておかしいと思うはずです。
おそらく理屈じゃなくて、国民に間違いを広めることで「得している誰か」が絶対にいるということ。経団連なのか財務省か人材派遣のパ◯ナか某国か。その辺りを見極める目があれば、「増税メガネ」の言いなりにならなくてもいい世の中に変わるのではないかと思います。










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