50代からの男の磨き方・その3【マナーと品格】

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今回のブログ「50代からの男の磨き方・その3」はちょっと耳の痛い話になるかもしれません。
私が感じた「男の磨き方」をシニアの仲間入りを目の前にシリーズで解説。
今回は「マナーと品格」です。
下に簡単なチェックリストを用意しました。 自分を確認してみましょう。 

【50代からの男の磨き方・その3】

◆マナーと品格◆
当然のことながら「魅力のある人=マナーと品格のある人」であります。
まず「マナー」とは?あらためてみますと、
「最低限のルールを守り、まわりの人に配慮し不快感を与えないようにする心づかい」であります。 
では「品格」とは何か? 
それは「自分自身に対する姿勢」であります。
両方ともに今日、明日で簡単に身につくものではありません。
日々のちょっとした言葉や行動の積み重ねから少しづつ身についてくるものです。

・人目が無いからといって、だらしなくしない。
・外出先でトイレを汚したらキレイに拭いておく。
・身なりを調え、おだやかな表情でいる。

など...
「見た目」とは表面だけのことと受け取りがちですが、実はその人の今までのおこない、人生経験、人柄などその人自身が凝縮されて見えているのです。
  つまり品格とは長い時間をかけて身についた「自分自身に恥じることない姿勢」「礼儀正しさからでる品位」であります。 
このような生き方は自分自身にも自信がつきますし、何事にも負けない精神力にもつながります。

ではここで、ちょっとしたマナーと品性のチェック初級編を10ケ用意しました! できているようなら ☑ してください。 
ではスタート!
1、□ ゴミをさりげなく拾える
2、□ 自分の名前や住所はいつもていねいに書きている
3、□ 便座のフタは閉めている
4、□ 公共の場(交通機関など)で足を組んで座らない
5、□ 食べた後の器がきれい(重ねたりしない)
6、□ 爪、髪、靴の手入れができてる(キレイである)
7、□ いつも機嫌よく振舞っている
8、□ 誰も見ていないからいいや、という発想はしない
9、□ 自慢話は絶対しない
10、□ クレームは基本、言わない

数ある項目から選びましたが、いかがでしたか?
参考例を話しますと「1、ゴミをさりげなく拾える」ですが、もう何年も前に私が実際に目の前で見た、電車の中での50代男性の振る舞いです。

私が座っていた斜め前のシートの下に、飲み終わった後の空き缶が置かれてました。誰かがそこに放置したのでしょう。
よくあることなので何とも思ってませんでしたが、次の駅に着くと少し離れたところで立っていた紳士風の50代位男性が、すっーと近づきその空缶をさっと拾って電車から降りたんです。
あきらかにその男性が置いたものではない空缶です。おそらくその後、ホームの空缶入れに捨てたのでしょう。 

  なんとカッコよかったか!

その行為だけではなく、見るからにキチっとしていて、まさに品性がにじみ出る紳士の振る舞いだったのです。 
その男性にとっては何の得にもならない行為と思われますが、おそらく普段から周りに対する姿勢から自然とそうさせたのだと思います。
  まさに「神は自分の心に宿る」であります。 
これが気品を引き出す原点なのではないでしょうか。 

もう一つ「8、誰も見ていないからいいや、という発想はしない」ですが、いわゆる普段している何気ない行動が、ここぞという時にボロがでてしまうことがあるということです。 
これも数年前の学生時代の友人との飲み会での話です。 
女性の友人の一人が20代の時に「お見合い」をした相手の男性がとても素敵な方だったのですが、たった一つの行動を見てお断りをした話です。 
お付き合いを始めて間もなく、カフェでコーヒーを注文した彼はコーヒーに砂糖とミルクを入れスプーンでクルッと3回転ほど混ぜました。 
事件は次の瞬間に起きました。彼はそのスプーンを「ペロッ」と口に入れてなめたそうです。 
  まさにこの瞬間、ことわざの「百年の恋も冷める」であります。 
その一瞬のなにげない行動から、恋情も相手に幻滅して消えてしまったのです。 
「そんなことで...」と思う人もいるかもしれませんが、昔から品性があった彼女にとっては、このたった一つの行動を普段の生活の積み重ねた「ボロ」と判断したのです。 

【まとめ】
 始めにも言いましたが「マナー」とは「まわりの人に配慮し不快感を与えないようにする心づかい」であります。 
「品格」とは「自分自身に対する姿勢」であって「自分に恥じるようなことをしない」だと思います。 
  今回のブログを書いていて私自身も背筋が伸びました。 
素敵に思われるシニア紳士を私も目指します。
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