今回はシリーズの2回目【今日からできること】です。
「自分はどうゆう人なのか」「変わらなくてはいけないこと」に気がついいてもらえる内容になっております。
就活、転職にも必ず役立ちますのですので是非、参考にしてください。
今からでもぜんぜん遅くありません。
私は社長をしていたときに、社員やアルバイトさんたちをよく褒めておりました。
しかしある時、大きな失敗に気がついたのです。それは....
【50代からの男の磨き方・その2】
◆自分をほめる・自分を大切にする◆
私が社長しをしていたころ、従業員さんたちをよく褒めてました。
とくに意図はなく、これは私の子供の時からの性格でもありました。
当時は社内の雰囲気もよく、離職率もかなり低かったと思います。
そこで、店長たちにも月曜日の朝礼でスタッフさんの良かったところを褒めるようにさせました。
ところが「うまくいっているな」と思っていたのは私だけだったのです。
ある日、女性のスタッフさんが私のところにやって来て、こう言ってきました。
「私、〇〇店長に褒めらてもぜんぜん嬉しくないです。と言うかキモい」と...色々と聞いてみると理由はその店長の「人柄」でした。
いつも、しかめっ面でだらしがない。いない人の悪口や不満をよく言う。
そして心にもないことを、社長(私)の命令で、しかたなく言わされていたのです。
大失敗でした。この時に気が付いたのは「人を褒める前に、自身の人間的魅力を磨くこと」いわゆる「素敵な人、尊敬する人から褒められたら嬉しい」ということでした。
その店長に「魅力ある男」になってもらうにはどうしたらいいか考えました。
そして、教えたことは今回のテーマの「自分をほめる・自分を大切にする」でした。
多くの日本人は、なかなか人を褒めません。心に思っていても口に出して言わない。
「言うのが恥ずかしい」とか「言うほどのことでもない」などと思っています。
日本人は昔から、他人を「加点法」で褒めるより「減点法」で評価したり、文句をつける傾向かあります。
どうしてなのか?
日本人が「人を褒めない」「目を合わせて話せない」のは、何百年も続いた「武士道の文化」が原因であると、テレビでもおなじみの明治大学教授の斉藤孝先生は言っております。
武士や一家の主は、ほぼ他人や家族を褒めることはなかったそうです。いつもしかめっ面でこわい存在でした。
多くの男性が目を合わせて話せないのも、昔は目上の人とは目を合わせてはいけなかったからだそうです。
こうした永く続いた時代のDNAが、現代の日本人の体の中に今でも少し残っているのです。
日本人は「褒めない国民」ではなくて「褒めない文化」が少しだけ残っているということだそうです。
「では今日から人を褒めましょう!」といってもなかなか難しいものです。
そこで練習方法としては↓
1、「人を褒める」前に「自分を褒める」習慣をつけましょう!
これなら簡単です。今日から、今からすぐできます。
どんなに小さいことでも自分を褒めてみる、大切にする。
毎日「今日も一日よくがんばったね」とか自分に言ってあげると、少しづつ自信がついてきます。
自分に褒められてもけっこう嬉しくなるものです。
どんなに些細な成功でも自分を褒めることで、脳は成功体験を蓄積していきます。
そうしていると脳はドーパミンを得やすくなり、何事にもひるまい自信のある人格に変わっていきます。
2、自分を大切に努めようとする人は、周りの人も大切にするようになる。
そうしていると、周りの人もあなたのことを大切にしてくれます。
それとは逆に、自分を粗末にしていると、周りからも粗末に扱われます。
「見た目」にも注意をはらう必要があります。
姿勢を正し、清潔で身なりをキチッとしておきましょう。
ここで問題!「カストーディアル」という名の職業は何をしている人たちでしょうか?
正解は....そうです!ディズニーランド、デイズニーシーのパーク内でたくさん見かける、あのホウキとチリトリをもった「清掃員のキャストさん」たちです。
実はあの清掃員の仕事はデイズニーランド・シー内で、やりたい仕事の第1位だそうです!
あの仕事をやりたくて応募してくる若者がたくさんいるそうです。
何が言いたいのかと申しますと...
ディズニーリゾートではパーク内のほんのわずかなゴミ、ちり、わずかな汚れやキズも見逃さず、すぐさま排除、修繕していきます。
常にキレイな状態を1分1秒とほっておかずに保っているのです。
これがキャスト(従業員)だけではなく、ゲスト(お客さん)のマナーの向上につながり、自然的に全ての人から大事にされているのです。
もちろん人にもあてはまるということです。
※最後に。
先ほどの店長の話にもどりますが、少しづつではありますが確実に人柄が変わってきました。
そのきっかけを聞いてみると、自分のために「少し高額な時計」を買ったそうです。
自分のご褒美に。たしか15万円くらいと言ってました。
彼はお気に入りの時計に合わせて、自分自身を少しづつ変えていったのです。
私たちが、まず心を配るべきは、自分自身なのです。