二十一延命法 

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占い
 そろそろ家族の寿命が尽きるのは現代の医学では明確にわかることで、言われた時には余命1年以内であることが多い。そのあとになって、占い師やら拝みやなどをたずねまわって、延命する方法って聞いたことあるんですけどどうするんですか、と飛び回る。
 占いには、とぼけて、家族の寿命を見てほしいとやってくる。で、禁忌なので見れないと答える。と普通はここで、「わかんねーんだろ素人占い師」とかで捨て台詞で去っていくのだが、必要迫っている人はわかるらしく食い下がられる、それに、長く付き合うと無碍に断れない。
 そこで延命の方法の話になる。人によってその方法は千変万化である。食べ物を変える、本当にしたかったことをする。語りつくせない思いを語ってみる、弱っているけど旅をする。悲しい映画を見る、笑い転げる映画を見る。
 いろいろな方法がいろいろな奇跡の物語で語りつくされている。でも、財産やしがらみで生かしたいと周りの人は思っても、本人にとって長生きさせることが本人にとっての幸せなのだろうか、天の死神は残酷にこの地上の魂を連れ去るのだろうか。
 南斗の帳簿を書き換えて北斗が連れ去るのをごまかすとか、死神ルームのろうそくの火を消さずに移し替えると延命するなどの昔話が残っていてなんとなく希望を持ってしまう。この考え方は運命論的で限りある命という思考だ。まさに細胞のテロメア、細胞分裂の回数券の限界に沿っている。
 密教には地蔵菩薩二十一延命法というのがあり延命地蔵経を毎日読むように進めている。ほかには延命十句観音経というものもある。これは非常に面白いが占いに関係ないのでそちらに任せよう。
 占いではどうするのか、宿曜・七星四余では体感の時間の経過を遅くするのである。

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