怒りの取扱い方、伝え方大事。アンガーマネジメントについて。

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私は感情の取り扱いにかなり苦労してきたタイプの人間で、ヒントを求めて自然に心理系の本をたくさん読んで今に至ります。

片田珠美氏著の〝許せないという病”という本を読んで、こういう困った感情の取り扱いは、人生の質を上げるのに、とても重要だなぁと、以前にも増して思うようになりました。

この本で、〝怒りと復讐はセット”と読んで、あぁ本当にそうだなぁと思ったんですが、怒りを感じた時、その怒りが強ければ強いほど、瞬間的に発散させたくなりますよね。

でも、それが満たされるのは、吐き出した瞬間だけで。その次の瞬間には、相手に届いてしまうので、何らかの反応が返ってくる。

・反撃をくらう。

・萎縮した相手が心を閉ざし、以降コミュニケーションを拒否する。

・情報共有を避けるようになる。

・何をやっても悪く受け取るようになる。

・他の人に悪い噂を流す。

など、悪循環しか生まず、結果、職場や家庭で、様々な不都合が生じることになるんだよなと。

水島広子氏著の〝大人のための「困った感情」のトリセツ”で、怒っている=困っている、と読んで、これにも納得で。体に沁み込むまで、何度も思い返す必要があるなと思いました。

これを自分のものにできれば、相手が常軌を逸した怒り方をしてきた時の自分の反応も、大きく変わるだろうなと。

HSP気質で、激しい怒りをぶつけられることは、何よりも苦手です。接客でも、怒りながらも話を聞いてくださるお客さんには、対応も改善できたんですが、全身で怒りをぶちまけるタイプの人は、もう萎縮してしまい、頭が真っ白になり、凄まじくHP(ドラクエ世代笑)を奪われます。

自分を観察しているうちに、どこに地雷が埋まっているか分からない人が、苦手だということが分かってきました。

父親がそういうタイプで、小さい頃、抜き足差し足で生活していたことも
大きかったのかもしれません。

今では、父親が私同様ビビリで生真面目で、細かいところまで気になる人間だったこと、それにより、日々のストレスが尋常でなかっただろうということも、想像できますが。

いつ怒り出すか分からないタイプの人とは、相性が良くないという結論に達し、気付いたら静かに離れるようにしてはいますが、同時に、もっと寛容になれたらいいな、とも思っています。

私もマイナス面があり、それを受け入れてもらってこそ良好な関係が維持できる訳ですから、お互い様と思って、もう少し流せるようになりたいなと。

また、突発的に発生する地雷との遭遇を、完璧に避け続けるのは難しいので、寛容になり、突然与えられる心理的ダメージを減らすことができれば、自分のためにもなります。

相手が突然怒り出した時、自分側の反応が、ムッとする、恐怖を感じるという項目2つだったところに、この人は困ってるんだな。という項目が増えて、その割合が変わっていけば、単に慈悲深くなって寛容になる、ということではな
く、むやみに相手の怒りを恐れることも減り、さらに上達すれば、何を困ってるんだろう?どうすれば相手は安心するか?何ができるか?というふうに思考が変わっていくのかな、と思っています。

怒りも大切な感情の一つで、湧くことがあるのは自然なこと。あとは、その怒りの取扱い方と、相手への伝え方に尽きるなと。

これからも、自分なりに試行錯誤を続けていきたいと思っています。
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