メンタルトレーニングに出会ったきっかけ

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コラム
私は大学から大学院までスポーツ心理学(メンタルトレーニング)を学んできました。

皆さんはメンタルトレーニングをご存じですか?

簡単に言うと、アスリートが実力を発揮するための考え方や行動を習慣づけていくことです。
今回は、私がどうやってメンタルトレーニングに出会ったのかご紹介します。

高校野球 マネージャー時代
私は高校時代、野球部のマネージャーをしていました。

高校野球をしている方ならわかると思いますが、野球部って月に1回休みがあればラッキーな世界です。
練習も土日であれば朝から夜まで。
午前練習って言っても、朝から15時あたりまで。
そのくらい、選手は休む時間、遊ぶ時間、家族との時間などなど様々なものを犠牲にして野球に打ち込んでいるのです。
それだけ練習していれば、嬉しいこともあれば悔しい、ムカつくとネガティブな気持ちと戦いながら練習をしている時もあります。

そんな様々な犠牲や戦いを乗り越えて夏の大会という一番大きな大会に勝負しに行くのです。
大きなプレッシャーがかかることは言わずもがなです。
その夏の大会で私がメンタルトレーニングに出会うきっかけがありました。
それは、選手がガチガチに緊張して、いつもはしないようなエラーやミスを連発していた姿でした。
マネージャーは選手ではないので、直接プレーに関与できるわけではないし、あくまで選手が野球をする上での補助でしかなかったのです。

何をやっているんだろう。

私はとても歯がゆい思いをしました。

飲みものを用意する、ボールを渡す、マシンの補助をする、掃除をする、おにぎりを作る。
それは究極、選手自身ができることだったのではないかと考えるようになりました。
それは果たして選手のためになっているのか、疑問に感じるようになっていき、それ以外にもっと、選手を勝たせるために私ができることがあるのではないかと考えるようになりました。

そう考えていた時、メンタルトレーニングに出会いました。

メンタルトレーニングとはスポーツ心理学の研究を根拠としてアプローチを行うものです。
スポーツ心理学とはどのような考え方をしている選手がパフォーマンスが高いのか、その考え方を身に着けるためにはどんなトレーニングができるのかを研究している学問です。

メンタルトレーニングと出会った時、スポーツのパフォーマンスは技術やコンディションだけではないんだという気づきが生まれました。
今思えば、なんで気づかなかったのかというくらいなのです。
ですが、皆さんはスポーツをしていてメンタルトレーニングをしたことがありましたか?
多くの部活動は技術や戦術の練習に時間を費やしているのではないでしょうか。
考え方でパフォーマンスが変わるなんて、なんだか不思議だし、かといって私が現役時代も考え方は無意識のうちに重視していたような気がしました。

母校をもっと強くしたい。

それが私がメンタルトレーニングに出会ったきっかけです。

それから大学、大学院とスポーツ心理学について学び、様々な現場のアスリートへサポートを行っています。

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