2020年本屋大賞1位「アーモンド」を読みました。

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コラム
こんにちは。
スピリチュアルHappyコンサルタント
の Lemongrass KIYOです。
上級心理カウンセラー
マインドフルネススペシャリスト
フラワーアレンジメント講師
数秘術鑑定士
タロットリーダー
として、
Happyコンサルティングで
日々、皆様に愛と幸せをお届けしています♥

今回は2020年本屋大賞
外国翻訳部門一位の
「アーモンド」
の感想をシェアしたいと思います。

まず、私がなぜこの本を読もうと思ったか、
ですが、
この「アーモンド」と言うタイトルは
脳の扁桃体に基づいています。

脳の扁桃体とは、
ヒトを含む高等脊椎動物の側頭葉内側の奥に存在する、
アーモンド形の神経細胞の集まりで、
情動反応の処理と記憶において主要な役割を
持つことが示されています。

不安や嫌な感情を感じた時に活性化し、
不安状態や恐怖の状態が続くと、
肥大化するとも言われています。

マインドフルネスでは、
マインドフルに生活することで、
この扁桃体に影響し、
扁桃体が小さくなることが
研究報告されています。

という訳で、
この「アーモンド」を読んでみた訳です。

感情をつかさどる部分が、
先天的に小さいために、
主人公の少年は、
人間の感情を感じることも、
理解することも出来ません。

色々な出来事がある中で、
彼は、まるでロボットのように振舞い、
ロボットのように物事を理解します。

文体は彼が語る形で書かれているので、
とても淡々としています。
しかし、その分、色々な事が、
淡々と観察されて書かれています。

しかし、そこに感情は一切ありません。

嬉しい、悲しい、楽しい、辛い
そういう感情表現がないので、
読者は味覚を失って、水を飲むような感覚で
読んでいるような感じになるでしょう。

水にだって、味があることは
私たちは知っていますが、
その水の味がしない…

とても不思議な文章です。

小学生が作文や日記を書く時、
「家族で海に行ったのが楽しかったです。」
と書くのが一般的かと思いますが、
彼の場合、
「太陽の光がまぶしく、砂浜に波が
絶え間なく、押し寄せては、引いていくのを、
見ていた。家族はいつもに比べて、よく話し、
気持ちが高ぶっているようだ」
みたいに書くのですよね。

先にも書きましたが、
人間には「脳の可塑性」と言うものがあります。

それは、例えば事故などで、
脳に損傷があった場合、
その部位を補うように、他の部位が活動したり、
環境に応じて、脳の部位が変化することです。

物語の中盤から、
彼にも変化が表れます。

それを言ってしまっては、
ネタバレになってしまうので、
詳しくは書きませんが、
子どもから大人になる過程での変化、
そうした思春期の子どもたちの中で過ごすことで、
彼自身も、彼自身が分からないうちに、
少し、少し、と変化していきます。

その過程が、思春期を思い出させてくれたり、
色々な愛情を考えさせてくれたりして、
とても心が温まります。

なかなか、感情を持たない人の語り口で
書かれた本はないかと思います。

そうした中でも、完全な無機質でないのは、
私たちが彼の表現から、
私たちは何かを感じる力があるからかもしれません。

「あついうどんを食べた」
という文章だとしても、
私たちは、味やその情景や触感を思い出し、
何らかの感情が呼び出されますよね。

そういう、不思議な感覚を味わえる本でした。

登場人物も少ないので、
幅広い世代の方に読んでもらいたいな、
と思います。

例えば、思春期の子とその両親ですね。

こうした少年の成長と周りの愛情について、
読んで頂くと、何か得られるものがあるように思います。

是非、皆さんも、
興味を持たれたら、
お読みになってみてくださいね。

今日も、
皆さんの心身共に健やかな日々が続くことを、
愛を込めて、願っております。
最後まで読んで下さり、
ありがとうございました。
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