インターネットカフェのフランチャイズを考察

記事
コラム
過去に、ご相談のあった内容を少しだけ紹介いたします。






相談内容

趣味が漫画を読むことでして、会社の早期退職制度を利用してインターネットカフェのフランチャイズで独立をしたいと考えています。
資料請求はしたのですが、実際のところ、成り立つのかを知りたいです。情報がありましたら教えてください。







回答内容

インターネットカフェのフランチャイズについて、内部の方よりヒアリングした内容をお伝えいたします。参考になればと思います。

まず開業に伴う初期費用の目安は、小型店舗(50坪)で約4,000万円、中規模(100坪)で約7,000~8,000万円、大規模(100坪以上)で1億超えの資金準備が必要となるようです。近い金額帯では、ロードサイドに出店の場合のコメダ珈琲のイメージが近いと言えます。

契約後のサポートとしては、オープン前研修(接客研修、レジ研修、PC研修、トラブル対応、発注関連、調理研修、ドリンクバー研修等)が用意されています。

サポート体制としては、担当SVが1名つきます。PC関連のサポートセンターは24時間365日有人サポートが受けられます。また、SVについては基本的に、直営店舗で実際の運営を経験した者で構成されているようです。

成功店舗の特徴として、まずは出店立地が良いことがあります(何をもって良いと判断するのかは事業説明会などに参加しご自身でご確認ください)。立地の良し悪しの視点として、競合他社の店舗が少ないエリアを選んで出店場所を決めており、お客様がアクセスしやすい状況を作れているかが重要と考えている本部が多いようです。また、店舗サイズによって出店場所の目安は変わります(小型店は駅近、ロードサイドは駐車場の数で出店判断)。そして、継続的な販促を行っていることが必須条件のようです。

ビジネスモデルの特徴としては、リピーター80%の商売といえます。また、日銭が稼げる商売でもあります。そして、装置産業なので初期投資ができれば、かかる経費は家賃と人件費位です。仕入れとして、フードとドリンクバーの原価を想定します。フードは消費されない限り追加発注が不要なため、ロスがほぼないです。また、入退店時の掃除がメインの仕事となるため、バイトだけでの運営を可能とします。

撤退店舗の特徴としては、近くに大箱の店舗ができると売り上げが下がる可能性があり、そのタイミングで価格競争を仕掛けられない店舗は撤退の可能性が高まるようです。オーナーが一切店舗に顔出ししない店舗も撤退しているというデータがあることも伺いました。オーナーに代わり管理する担当者がいる場合は別とのことです。
そして、継続して販促をかけない店舗も撤退の可能性があるとこと。

集客方法としては、駅近は駅看板、WEB、駅前販促。ロードサイドは野立看板、折込チラシ、WEB。
投資回収は3年目安。最短6か月回収が目安の事業です。

加盟後にうまく運営するコツは、リピーターが重要なので、リピーターへの優遇を強化し、新規獲得の販促もバランスよくすること。また、本部と仲良くしておくと色々と優遇されることもあるようですのでその点も押さえたい所です。

最後に、加盟に向いている方の特徴としては、本部を上手に使える人や税金対策をしたい方向けの事業ではないでしょうか。




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