廊下においた折り鶴の効果

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ビジネス・マーケティング
ニュースである小学校のちょっとおもしろい試みを紹介していました。
子供達が鶴を折って廊下の中央に並べたそうです。

そうすると多くの子供達が廊下を走ることができなくなりました。

不思議ですね。
今までさんざん先生から「廊下を走らない!」と注意されていたのに
折り鶴を置いただけで廊下を走る子供が減ったのです。
鶴を踏んでまで走ることを躊躇したのでしょう。 
何だかほのぼのします。 
子供達には、こういう感性を大事にしてもらいたいものです。

大人の世界でも、「これはするな」「こうしなさい」と強く注意するよりも 
できない状況を作るというのもアリですね。 
それもできるだけ折り鶴にようなソフトな方法で。 
多くの人は、いけないと思うことはしたくありません。 
でも間違いを起こしてしまうことがあります。 
「これはするな」と正論を言うことも必要です。 
しかし、それは時に相手を追い詰めることにもなります。

だから「悪いことをできない状況を作る」ことも必要です。 
毎日色々な事件が起きています。 
その中でテレビのコメンテーターがよく言っています。 
「何故、こんなことをしたのか」 
「常識のない人が多すぎる。考えられない・・・」 
確かに、悪いことは悪い、悪人はいます。 
そして悪人を作り出す世の中が悪い、と言いたくもなります。 
でも、この言葉を言った途端 
「私には関係ない。考えられない」で終わりです。 
悪事を正すことは常人にはなかなかできません。 
でも出来ることがあるとしたら 
「悪いことをできない状況を作る」ことです。 
仕事のシステムや手順の中でも
悪いことが出来ない仕組みを作ることはできます。 
これは、会社を守ることでもあり、社員を守ることでもあります。 
出来れば、折り鶴のようなソフトタッチな取り組みを探したいものです。
そうすれば、仕組みに縛られるような感覚もなくなります。
ちょっとしたニュースでも学ぶことはできます。 
こういうチャンスを大切にしてください。

これもひとつの成功事例です。
大がかりなものでなくてもいいと思います。
ヒントは・・・
「○○できない状態にする」
偶然起きた成功を必然にする 
顧客体験コミュニティ の成功事例データベースをご利用ください。


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