「自分の長所を生かして一生懸命働く」
この言葉を、カーネギーメロン大学のランディ・パウシュ教授に教わりました。
ランディ・パウシュ教授「最後の授業」 より
膵臓から肝臓へと転移したガン細胞。医師から告げられた命の刻限は、あと3カ月から半年。こうしてパウシュの最後の授業は始まった。スクリーンに映し出された演題は『子供のころからの夢を本当に実現するために』。それは、「最後の授業」であると同時に、幼い3人のわが子に遺すためのメッセージでした。
YouTubeで内容を見ることができます。
その「最後の授業」の中で、私の心に残ったのが
「自分の長所を生かして一生懸命働く」という言葉でした。
気づいてなりたい自分になるために行動したいことでもあります。
でも、言葉としては分かるけど、なんとなくイメージはできるけど
いざ実行しようと思うとなかなかできません。
ですから動くためにこの言葉を改めて考えてみました。
まずは言葉を三つに分解します。
1.自分の長所とは何なのか?
2.一生懸命とはどうすることか?
3.働くとはどういうことか?
自分の長所を理解することは、自分のブランドを組み立てることと思って下さい。一生懸命とは、その状態であり表現でありマーケティングと考えています。働くとは、人が動くことではなく、人のために動くことです。誰かのために動くことです。
「自分の長所を整理して、生かす方法や場所を決めて、誰かの役に立つ」
これから、こんなことを考えていきます。
なりたい自分を探している時、「誰々のように…」と思うことがあります。 それは、憧れの姿であったり、現実からのないものねだりであったりします。
目指す人がいるのは悪いことではありません。
でも「誰々のように…」と対象にする「誰々」は、その人の今の姿です。
あなたとは、明らかに「歴史」が違うのです。その人の性格や考え方、価値観はその人の過去からの産物です。
出来上がった考え方や価値観をまねしてもその人にはなれません。
またその人と同じような出来事がこの先起きるとはいえません。
ではどうしたらいいのでしょうか?
自分なりの価値観や優れた部分、強みでなりたい自分になることです。
言ってみれば、これが「なりたい自分の姿」です。
そして「なるべき自分の姿」です。
表面的には、憧れた「自分以外の誰か」とは違います。
しかし、根底に流れているものは全く同じです。
今度は、あなたのようになりたいと思う人が出てきますから。
「自分の長所を整理してブランド化し、生かす方法や場所(ステージ)を決めて、そのブランドを表現し誰かのために動く」
これが、「なるべきあなたの姿」です。
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