売るのではなく「レンタル」するという発想の転換

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ビジネス・マーケティング
発想といえば、「発想の転換」が成功のキーワードになった事例があります。他業界の成功事例のひとつです。

今ではどこにでもある中古書店ですが、その成功には意外なキーワードが隠されていました。


以前、名古屋に本社がある中古書店にお邪魔しました。
社長とスタッフの方とお会いして多くのことを勉強させていただきました。
話の内容は別として、その時頂いた資料から思わぬ気づきを発見しました。
事業戦略について書かれた講演資料の中で、ヒントを見つけました。

一つは資料の中で見つけた「きれいな古本屋」という言葉
お客さんが直接言い出さなくてもどこかで思っていたことです。
でもお客さんも忘れていました。
これを前面に打ち出せば、「そうなんだ。こんな古本屋が欲しかったんだ」
と気づきます。
もうひとつ、これが大切なキーワードです。

中古本を売るのではなく「レンタル」するという発想です。

中古本を買っていただいて、不要になったら買い戻す。
その差額が会社の収益になります。
形は販売ですが、実はレンタルの仕組みです。
この発想があることで事業の展開が違ってきます。
買っていただいたお客さんは、その場かぎりのお客さんではなくなります。
差額という「レンタル料」を払って、仕入れたい本をまた持ってきてくれます。
この発想のすばらしさに驚きました。
発想の転換の重要性を身にしみて感じました。

発想の転換が仕事を変えます。
発想の転換で新しいマーケットが生まれます。





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