ピーター・ドラッカーから学ぶリーダーシップとは?

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ビジネス・マーケティング

始めに

多くの社会人が参考としていることピーター・ドラッカーが提唱するリーダーシップの定義や考え方です。

これは非常に実用的であると同時に、先天的に身に着けているものではなく、後天的にトレーニングしていくものであることが分かります。

多くのリーダーが組織の統率について迷われている光景を目の当たりにするため、今回はピーター・ドラッカーが著書の中で述べていること参考にしながらリーダーシップについてまとめていこうと思います。


リーダーシップの定義とは?

組織の使命を考え抜き、それを目に見える形で明確に確立することである提唱されています。

さらにリーダーシップをとるうえで重要な要件として「仕事」・「責任」・「信頼」を挙げています。

リーダーシップと「仕事」・「責任」・「信頼」について

リーダーは組織の方向性について目標を示し、あらゆる優先順位を決めて結果が出るように統制をしながら導いていくことを「仕事」とします。

このプロセスを経ていくために、組織としての結果や自分の仕事に「責任」を持ち、仕事をこなしていきます。

また、これらの仕事や責任を全うしていくためには信頼を得ることがマストになります。

これは強制することで統制していくということではなく、個人が率先して組織のために従っていくような信頼を獲得することを示しています。

マネジメントとリーダーシップは違うものである。

マネジメントは示された方向性や目標達成のために、収益やコストの管理、スタッフの管理等の組織全体の現状把握をしながら戦略を立てて行動を行っていくことです。

これに対してリーダーシップとはビジョンを掲げ統率を行っていくことです。
例えば組織の現状が思わしく場合には変革を行うべく行動を起こしていきます。

これを混同させないようにするとよいでしょう。

リーダーシップを高めるためにするべきこと3選!

メンバーを信頼する
チームで結果を出していくためにはメンバーの協力が必須です。
個人プレイで成果を出しても、メンバーがついてこないことには組織としての結果は見出せません。
自分が率いるメンバーを信じ引っ張っていくことが重要な考え方です。

4つの目を持つ
ビジネスで大切とされる考え方が鳥の目、虫の目、魚の目、コウモリの目と呼ばれています。
鳥のように物事を俯瞰し、虫のような目線で細部まで注意をし、魚が潮の流れを読むように時代の流れを読む。
また、時にはコウモリのように逆さになって全体を見てみると、固定観念に縛られない斬新な発想ができるというものです。

多くの人とコミュニケーションを持つ
最近は雑談力なんていう造語まで出来ていますが、信頼を獲得するためにはコミュニケーションが重要な行動になります。
些細なコミュニケーションの中にもメンバーが抱えている問題があったりします。
また、自分の部署以外の人とも関りを持つことで物事がより開けて見えたり、様々な枠組みで発想が出来たりします。

まとめ

リーダーシップは簡単に身に着けられるものではありません。
ただ、身に着けようとしない限り望むような結果は得られにくいことは言うまでもないでしょう。試行錯誤を繰り返し、チームを引っ張っていく力を身につけていくことが大切であると考えます。

【参考】P・Fドラッカー(2000)『プロフェッショナルの条件』(ダイヤモンド社)

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