そもそもダイエットは簡単に出来るといわれる科学的な理由

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はじめに

 ダイエットの中には体に負担をかけるものや、あまりに極端すぎる方法もあります。
 また、ダイエットをするにしても、どうせ自分では無理だと思ってしまったり、3日僧侶で続かなかったりする人も多いと思います。
 これらの解消法はたくさんあり、ダイエット=特定の人だけが成功するというのは実はウソなのです。
 今回から本当に効果的なダイエットの考え方や方法について4部構成でお伝えしたいと思います。

こんな方に向いてます

・これからダイエットを始めようと考えている方
・簡単な方法で痩せたい方
・無理なく続けられる方法を探している方
・健康的に痩せる方法を知りたい方

在宅ワークや自粛による活動量低下による肥満や筋力低下について

 最近はコロナウイルス対策のために、テレワークや自宅待機など新たな生活習慣が始まりました。これまでは通勤や営業の際に歩くことがあったため、最低限の体を動かす時間は担保されていましたが、テレワークなどでは出勤時間がなくなり、歩く時間も極端に減りました。

 揚げ句の果てにPC作業による座りっぱなしの生活により肥満など健康問題も浮き彫りになり始めました。自分は細いから大丈夫であるという方もいらっしゃいますが、近年では「隠れ肥満」というワードも出てきています。

隠れ肥満が恐ろしいといわれている理由について

 この隠れ肥満はサルコペニア肥満というワードでも騒がれています。これは一見は痩せているような人でも体を構成する要素として脂肪が多く、筋肉が減ってきてしまっている状態を表します。

 サルコペニアは加齢に伴って生じる筋肉の量と筋力の低下のことであり、一般的に65歳以上の女性に多いといわれていますが、近年テレワークなど家で仕事を行うようになったことからの活動量の低下などの理由から40代からでも、それに類似した症状を示す傾向のある方が増えてきていると報告されています。

 そのためテレワークによる肥満等は誰にでも生じる可能性があり、運動の重要性が高くなります。

ダイエットに踏み出せない人には特徴があった?

 ダイエットに踏み出せない人たちには特徴的な思考パターンがあります。これらの思考パターンは実に興味深く、一見解決が困難に思われますが、実は簡単な工夫で解決が可能です。
 これから、そのような思考パターンと工夫の仕方の一例をお伝えします。

・食事に対する心理的な要素について
 食べてはいけないと分かっていても、ついつい食べてしまうことはありますよね。でも、それが否定的な感情につながってしまい、自分には駄目なのだと自己嫌悪や自己肯定感の低下につながるようなことはよくあります。結果的にそれがダイエットにつながらない理由になります。

 しかし、これで自己嫌悪に陥る必要はありません。食べてはいけないかもしれませんが、問題なのは、その量であるので、少しずつ減らしていくこともポイントですし、問題点が他にある可能性があります。

 買ってしまうことが悪いわけではないので、まずは頻度からでも調整してみてはいかがでしょうか?

・ストレスによる暴飲暴食がよくない
 現代社会はストレスであふれかえっています。とある企業の報告では、日本の成人の47.6%がストレス性の疲労に悩まされていると報告しています。
このような過労とストレスが渦巻く社会で食事による一時的な快感を得ることが出来るのは一つの楽しみかもしれませんが、これは肥満につながる原因のうちの一つであり、健康的であるとは言い難いです。

 この問題に対する視点はストレスへの付き合い方ですが、これはウォーキングや、ランニングでも代用が可能です。最近はダンスやボクササイズなどまさしく発散ともいえるようなコンテンツも充実してきているため、そちらの分野にも手を伸ばしてみるとよいのかもしれません。

・根源はやる気の問題?
 これもよくある理由の一つです。いつか痩せればいいというような願望ではなかなか行動には結びつかないことが多いです。やはり人が動くには動機が必要になります。

 その一つが目標です。この目標設定については行動が起こせるのであれば何でもよいと考えます。例えば、好きな人に振り向いてほしいということも立派な理由になるでしょうし、誰かを見返してやりたいなどもよい理由となるでしょう。

 自分の心の奥底から叫ぶ声に耳を傾けてみるとよいでしょう。

少しのエクササイズでも脂肪は燃焼できる

 運動と聞くと嫌気がさす人が多くいらっしゃいます。しかも、脂肪を燃焼させなければならないので、きついトレーニングが必要だったり、考えられないほどの距離を走らなければならなかったりなどの先入観を持たれているかたも多いと思います。
 実際にそのようなダイエットの方法はありますが、全てがそうというわけではありません。
 結論からいうと簡単かつ効果的に痩せる方法は存在します。

脂肪の解剖学

 ダイエットの目的として脂肪を落とすことが挙げられますが、この脂肪には2つの種類があります。「内臓脂肪」と「皮下脂肪」です。一般的に肥満や生活習慣病などの健康被害のリスクとして挙げられているのは内臓脂肪です。しかし、この内臓脂肪はつきやすいが落としやすいということもよく知られています。

 ある研究によれば、脂肪燃焼のためには週2回の運動で効果を認めたとしている報告があります。また、その他の報告でも、全く運動習慣のなく肥満体形な人でも、週1回の運動により内臓脂肪やコレステロール値の低下を認めたと報告している研究もあります。

どういう負荷が適切か?

 この議題に関する研究を探すといくつもの報告がありますが、これらの中に「きついトレーニングをしなければ内臓脂肪を落とすことは困難である」と表記されているものはありません。
 むしろ、一般的な例が10分程度のエクササイズの後に30分間のウォーキングを入れるなどの有酸素運動を取り入れる方法です。つまりエクササイズ+有酸素運動という構成がよいです。
詳しくは下記リンクをご参照ください。

まとめ

 いかがでしたか?痩せるためには絶対的に運動は必要になるわけですが、毎日の運動が必須となるわけでもなく、週1~2回の量でも十分に効果は得られます。どのような方法にしても続けるということが必要になってくるため、自分の体力を超えた負荷や強度のエクササイズは必要ないのです。ダイエットと聞くだけで、すごく難しいことをするように感じたりするかもしれませんが、実はそんなことはないです。次回は自宅での姿勢と肥満に関する情報をお届けいたします。

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