異国情緒

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コラム
君の声は聞こえない
君の姿は映らない
君の想いは伝わらない
誰もが真空のような
誰もが真空のような奇跡の中で
心が震える何かを待っていた
生きていることがとても不思議で
未熟な感性で確信に近づこうとする
必要だったのは
必要だったものは
心震わす何かじゃない
心揺さぶる肉体だ

背景と物語が一致しない時
初めて自分の姿を見た気がした
浮き彫りにされた少年は
丘に座り赤い火の玉を見つめていた
その絵はあまりに感動的で
あまりに滑稽な絵だった
そこに少年の姿は不要で
ない方が自然なのに
彼が居たから僕は泣いた




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